ヘタリア学園
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第千三百十四話 漫画にも出ました
第千三百十四話 漫画にも出ました
「そういえばな」
「はい」
「この人この前漫画にも出たよな」
「仁ですね」
日本のお家の人の漫画です。現代のお医者さんが幕末にタイムスリップしてそのうえで生きるというお話です。かなりの大河ロマンです。
「はい、あの方の目をなおしています」
「そうだよな。それに出てたよな」
「あの頃は若かったのですね」
「ああ、若かった」
また言うイギリスでした。
「この銅像は歳とってからのやつだけれどな」
「そうでしたね。今まで少し忘れていました」
グラバー園にはそのグラバーさんの像もあります。そこでは立派なおじさんの姿になってそのうえでそこにいます。少なくとも若い時の顔ではありません。
「そのことを」
「そうか。まあそれでな」
「はい」
「紅茶でも飲まないか?中でな」
日本に対して微笑んでこう提案してきました。
「折角思い出の場所にいるんだ。二人でじっくり話さないか?」
「そうですか。それでは」
グラバー園に紅茶の香りが漂うことになりました。それは懐かしい香りでもありました。
第千三百十四話 完
2010・3・28
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