夢幻水滸伝
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第三百三十二話 優勢なままでいる為にその二
「二人で攻めてもらう、そしてあの街を攻略したら」
「それからはですね」
「ユタ州を南下して」
「そのうえで」
「援軍に来てるスタインベックもな」
彼のことも話した。
「迎撃してもらう、それが終わってからエリカちゃんはや」
「ネバダ州に戻っていただく」
「そうなりますね」
「あの方は」
「そのまま南下を続けてもな」
スタインベックを退けてからというのだ。
「ラスベガスに行ってもらうわ」
「ではネバダ州は南北をそれぞれ攻める」
「そうなりますね」
「その時からは」
「そうしてもらうわ、兎に角な」
今はというのだ。
「その様にしてや」
「攻めていき」
「そうしてですね」
「敵を追い詰めていきますね」
「そうしますね」
「そや、これは機動力を使った戦やが」
このことをだ、トウェインはよく認識していた。そしてその認識下において今将帥達に話していっているのだ。
「馬にトラックを使ってな」
「戦車や装甲車もですね」
「使っていきますね」
「大量のトラックはや」
自軍のそれはというのだ。
「この為に用意しておいたしな」
「迅速な移動ですね」
「その為にですね」
「用意していましたね」
「輸送にも使ってるが」
それと共にというのだ。
「こうした迅速な移動にもな」
「用いてですね」
「敵の先を制する」
「そうしますね」
「先んずれば人を制すというが」
項羽が言ったこの言葉も出して話した。
「ここはな」
「まさにその通りですね」
「トラックを最大限に活用する」
「そうしていきますね」
「そして航空機もな」
この兵器もというのだ。
「当然な」
「用いますね」
「あちらも」
「そうしていきますね」
「そうするわ」
まさにというのだ。
「ええな」
「そして戦車もですね」
「装甲車も用いますね」
「こうしたものの機動力も」
「当然な」
トウェインは強い声で話した。
「用いてな」
「軍を進める」
「そして敵の準備が整う前にですね」
「攻撃を仕掛ける」
「そうもしていきますか」
「そうや、航空機や空船も使うしな」
こうした兵器もというのだ。
「どんどんいくで、相手はまだ飛行船やな」
「複葉機や空船以外の航空兵器といいますと」
「そちらになりますね」
「飛行船はどうしても上部が弱点になります」
「あの部分が」
「それでや」
その為にというのだ。
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