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ヘタリア学園

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第千二百九十五話  赤くてもイエロー

第千二百九十五話  赤くてもイエロー
 津軽といえばやっぱり林檎です。それでも津軽はこの戦隊においてはイエロー、ニホンイエローとなるのでした。
「どうしてでしょうか」
「何となくではないでしょうか」
 日本はこうその津軽の問いに答えます。
「ですからあまり気になされなくても」
「いいんですね」
「そう思います。しいて言えばキャラの素朴さが似ているのかも知れません」
 そういう理由でイエローらしいです。けれどメンバーになったのは事実ですしそれで決定しました。何はともあれ彼女がニホンイエローです。
 その津軽ですが。何気に言葉は凄いです。
「普段はわかる人がいなくて普通の言葉にしてます」
「そうなのよね。私も」
 そしてそれは仙台も同じなのでした。
「方言って難しいから」
「私の方言なんか特に」
 津軽の言葉は特に凄かったりします。
「濁音が凄くて皆聞き取れないっていうから」
「あの作家さんもそれで苦労したらしいわね」
「ああ、あの人ですね」
 津軽と言えばまさにあの人です。もう言うまでもありません。
「そうです。その方言で」
「わかりにくいからね。だから」
 それであえて標準語を話しているのです。方言も大変です。


第千二百九十五話   完


                                     2010・3・18
 
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