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夢幻水滸伝

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第三百三十一話 牽制の為の進軍その十五

「今はな」
「それが現実やな」
「そや、それでラスベガスの二万の兵をや」
 ホイットマンが率いる彼等をというのだ。
「どうするかや」
「そうですね」
「そや、それでや」
 それでというのだ。
「もうラスベガスに置くんやなくてな」
「動かすか」
「予備戦力やが」 
「その予備戦力を使うべき時やな」
「ああ、ほなな」
「動かすか」
「そうしよな、そして」
 ホイットマンはさらに話した。
「戦っていこうな」
「そうするな」
「劣勢でもな」
 今現在そうであってもというのだ。
「まだや」
「戦えるな」
「そや、戦えるならな」 
 そうであるならというのだ。
「やっぱりな」
「戦ってくな」
「この世界は話し合いとや」
「武力でやな」
「仲間になるからな」
「そんなところあるな」
「それでトウェインさん達を降して仲間にするつもりやったしな」
「隙あればこっちが攻めて」
「そうしてな、それやとな」
「今の状況でもやな」
「最後の最後まで戦って」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「戦ってくな」
「そや」
 まさにというのだ。
「最後までな」
「そして隙を見て攻めて」
「その劣勢を覆すで」
「それを狙うな」
「ああ、そやからな」
「この劣勢にもめげんで」
「使える戦力は全部使って」
 そうしてというのだ。
「戦ってな」
「勝っていこうな」
 こうした話をしてだった。
 三人はそれぞれ軍を動かした、彼等にしても勝つ為に必死であった。


第三百三十一話   完


                 2023・11・23 
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