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ヘタリア学園

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第千二百八十三話  侍戦隊

第千二百八十三話  侍戦隊
 こうしてまずは日本と会津、大阪、仙台、そして津軽の五人でチームが結成されたのでした。しかし問題はそのチームの名前です。
「それで何なのですか?」
「ニホン戦隊です」
 会津がこう日本に答えます。
「日本の中だけで構成されていますから」
「だからなのですね」
「それでは駄目でしょうか」
 日本に問い返しもする会津でした。
「日本さんが駄目なら他の名前を考えますが」
「何ちゅうても日本さんがリーダーなんやし」
 大阪も言います。見れば日本が上座でそこに座っています。やはり一国であるというのは非常に大きいです。まさに殿様です。
「それは当然やで」
「私は別にいいです」
 日本はいつもの謙遜モードでした。
「では。そのニホン戦隊なのですね」
「はい、戦隊でもチームでもそこはいいですが」
「それで決まりやな」
「まさか日本の中だけでチームができるとは」
 日本も内心驚いています。
「ライダーだけではなくなってきましたね」
 こうしてさらに陣容が濃いものになっていく日本でした。もうそれは止まりません。


第千二百八十三話   完


                                       2010・3・12
 
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