夢幻水滸伝
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第三百三十話 東へその六
「さらにや」
「攻めていきますね」
「そうしていきますね」
「それからも」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「さらにや」
「敵の防衛ラインですね」
「空から攻撃し」
「打撃を与えますね」
「敵の空港に向かう部隊とや」
それにというのだ。
「さらにや」
「防衛ラインですね」
「そちらも攻撃しますね」
「そうしていきますね」
「そや飛兵もな」
彼等もというのだ。
「存分にや」
「戦う」
「そうしてもらう」
「左様ですね」
「そや、そしてや」
そのうえでというのだ。
「敵軍を空からや」
「徹底的に叩き」
「緒戦を制する」
「そうしますね」
「緒戦に勝っても最後負けたら意味ないが」
それでもとだ、トウェインは話した。
「そやけどな」
「緒戦に勝つと勢いがつく」
「そうなりますね」
「そしてその流れに乗れる」
「だからですね」
「緒戦から全力でや」
それで以てというのだ。
「空から攻めるで」
「わかりました、では」
「そうしていきます」
「そしてです」
「陸上部隊もですね」
「攻めるで、陸からはまず砲撃や」
それを行うというのだ。
「術もあるが」
「それでもですね」
「術についてはですね」
「射程が銃と変わらないので」
「大砲の様には使えないですね」
「そやから銃と一緒にや」
そのうえでというのだ。
「用いてな」
「戦いますね」
「そうしますね」
「この度は」
「そうするで」
こう言ってだった。
トウェインは航空隊に自らも参加したうえで敵の迎撃に出て来た航空隊への攻撃を命じかつ敵の空港や防衛ラインへの攻撃もそうした。
質と数に勝るトウェインの航空隊は敵の航空隊を圧倒した、三倍以上の数の単葉機が複葉機に向かい。
自動小銃の飛兵がライフル銃の飛兵をやはり数で圧倒して攻めた、スタインベック達の航空戦力は次々に空から落ちてだった。
壊滅した、トウェインは機首を返して撤退する彼等を見て言った。
「ほなや」
「次はですね」
「空爆ですね」
「それに入りますね」
「予定通り空港を攻撃してや」
そうしてというのだ。
「そのうえでや」
「はい、さらにですね」
「敵の防衛ラインですね」
「そちらを攻撃しますね」
「敵も対空機銃や高射砲があるけどな」
敵の防衛兵器のことも話した。
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