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夢幻水滸伝

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第三百三十話 東へその三

「それで引き続きや」
「政を行い」
「統治機構は固めてな」
「賊やモンスターにも対処して」
「よりよくするんや」
 領内をというのだ。
「ええな」
「それでは」
「それでわいはカルフォルニアから攻めてな」
 そうしてとだ、トウェインはあらためて話した。
「オレゴンとかシアトルからはエリカちゃんや」
「私ですか」
「そや十万率いてな」
 それだけの軍をというのだ。
「攻めてもらうで」
「そこからネバダ州をですね」
「攻める、わいはアリゾナでな」
 この州を攻めてというのだ。
「まずはな」
「あの州をですね」
「一気に掌握してな」
 そうしてというのだ。
「そこからや」
「ネバダ州もですか」
「攻める、そしてアイダホからはな」
 今度はこの州の名前を出して話した。
「オニールがな」
「おいらですね」
「ああ、ユタにや」
 この州にというのだ。
「十万の兵を率いてな」
「攻めますか」
「そうしてもらうで、二人共無理はせんでええ」
 強攻策を執らずともいいというのだ。
「あくまでや」
「主力はトウェインさんですね」
「そや、わしがまずな」
「アリゾナ州をですか」
「掌握するさかいな」 
 そうするからだというのだ。
「二人共陽動や、攻めるにしても」
「敵をある程度引きつけてですね」
「注意を引いて隙があったらな」
 その時はというのだ。
「さらに攻める」
「そうした感じですね」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「特にや」
「積極的にはですね」
「攻めんでええからな」
 だからだというのだ。
「特にな」
「侵攻してもですね」
「あくまで相手の隙を伺ってな」
「慎重に攻めることですね」
「そや」
 そうすればいいというのだ。
「ええな」
「ほな」
「そうさせてもらいます」
 オニールだけでなくエリカも応えた。
「その様に」
「そうして戦っていきますね」
「それで空からも攻める」
 このことを言うことも忘れていなかった。
「空船に航空機、飛兵も用いてな」
「その全てをですね」 
 オニールはその話に目を向けて言った。
「用いますね」
「そや、こっちはもう複葉機やない」
 トウェインは航空機の話もした。 
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