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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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9-7

  夜、お風呂から上がってくると まわぁまんまーから電話があって

「実海 会社で慰労会したのね 今年は、ぼんぼりなんかもあって、楽しそうだったのね ねぇ キャンキャンズってお友達ってぇ?」

 そうだ! 私 さっき みんなで写真を撮ってもらったの まわぁまんまーに送っていたのだ 新しい仲間だよって

「うん ラグビーの仲間」

「ラグビーって? チェアとかマネージャー?」

「ちゃうよ やり始めたんだ みんなで」

「やり始めたって? あなた まさか? 姫野様とかワンチームとか言ってたけど・・・自分でやってるの! やめてよー! あんな危険なこと なにやってるのよぉー」

「うん 平気だよ ボール持って、思う様に走るんだぁー 恰好良いよ!」

「あなたねぇー 女の子でしょ?」

「そーだよ 女の子でも 今は やってるんだよ まわぁまんまー知らないの?」

「そんなの聞いたことも無い・・・ 本当に 実海は私の知らないとこにばっかり行くんだもの・・・ 心配よー」と、私はまわぁまんまーに心配をかけてばっかりなのだけれども・・・。

次の日の朝、泉希に会って

「おはよう 昨日はごちそうさま 楽しかったわー」

「そーだよね 泉希は特に・・・ねぇ あれからなんかあった?」

「また そ~ゆう風に・・・ 送ってもらっただけよ」

「だって 腕にしがみついてたヤン 泉希 うれしそーだった」

「だって うれしかったんだものー」

 そして、みんなからも楽しかったとお礼を言われていた。それから、練習を始めたんだけど、サッカーの連中も気合が入っていた。私は、このところ たっ君に会って無くて、忘れていた。彼らは、今日から4泊5日の合宿なのだ。古くなったので、今は閉鎖されているプールの更衣室で寝泊まりするんだと言っていた。ご飯は歩いて10分ほどのところの中華料理屋さんで食べるらしい。

 私達がシャワーして帰る時、もう彼らの姿は見えなかったので、多分、お昼ご飯に行っているのだろう。私はたっ君に会いたいから、帰ってくるのを待っていると言ったら、泉希も付き合うと言ってくれていた。

「なぁ みゅん なんで たっ君のこと好きになったん?」

「なんでってーぇ だんだんと・・・ 優しいし、勉強もできてー・・・」

「あの時 再会した時 彼が そうかと みゅんに対して無反応だったら どうした?」

「そんなん・・・それでも・・・多分 なぁ 泉希は なんでヨッさんを・・」

「うーん 恰好ええし、頼りになるし・・ ウチのことを大切に思ってくれてるしー」

「男と女って いつまでも 好きや好きやだけやったら 続かへんのやろか? そのうち 身体で愛を確かめ合うとか そのー あれするとか」

「みゅん もう したんか?」

「ちゃう してへんってー・・・ そやけど、泉希もヨッさんにひっついていってるヤン 身体で感じたいんやろー? すべてを捧げてもって」

「うん そーなってしまうんかなー 身体で愛を確認したいんかもな」

「それで うまいこといったらええけどー 最後までいったら 男に飽きられたりしてな そやから ウチ等 まだ中学生やし そんなこと しちゃぁーダメって言われるんやろか?」

「かもね でも 相手を信じたら 年齢なんか関係ないんちゃう? なぁ ウチ等  今 すごいリアルなこと話してるんちゃう?」

「ふふっ 泉希とだけやねー こんなこと話せるのって」

 校門のほうから3人組がほかのメンバーと歩いて来るのが見えた。

「おぉーい みゅうみゅん」と、重光君だ、手を振ってきた。

「お疲れさん どう? 初日やろー?」と、たっ君の顔を見ながら

「うん まぁ 始まったとこやしな」

「なんか 差し入れ 欲しいもんない?」

「うーぅ 別に 3食あるし おやつも食べる時ないしなぁー」

「そうやー 夜にマッサージにでも来てくれるとありがたいなぁー 学校の美女二人にやってもらえたら最高ヤン」と、颯君が言ってきたけど、私はたっ君にならそれぐらいしてもいいかなって思っていたら、泉希ちゃんが

「ウチ等は構へんけどなー 問題になるんちゃう? 合宿所に後輩の女の子を呼んで、マッサージをさせていたなんて 新聞記事になるかもねー その覚悟あるん?」

「うぅー 泉希ちゃんにしてもらえるんやったら・・・ その時は、大好きな女の子がマッサージしてくれてるのって問題ありますかって 堂々と居直る 泉希ちゃんは その覚悟あるぅー?」

「・・・あかん そんなんになったら お嫁に行かれへんよーになる」

 聞いていた重光君も大笑いしながら

「なぁ もう直ぐ、市役所周辺でまつりあるやろー? 一緒にいこうぜー その日は僕等も練習 午前中やしー 桜も誘うつもりやー」

「うん 行く 行く! なぁ 泉希? ウチ等 浴衣で行ってもええか? たっ君?」

「そらぁー ええけどなぁ なんで 帯士に聞くねん」

「そらぁー みゅうみゅんはたっ君の彼女なんやから 了解もらわんとなー」

「へっ へぇー へぇー 帯士 君の可愛い彼女の浴衣姿 見させてもらってよろしいでしょうか?」

「あぁ 眼がつぶれても知らんぞ 泉希ちゃんもおるんやからー」

「そやねん 泉希ちゃんの浴衣 見たいなぁー カメラ 集まるんちゃうやろか?」と、颯君もでれぇーっとしているみたいだった。

 だけども次の日、桜、美玖先輩はアイスの差し入れをしていたらしい。やっぱり、先輩は抜け目がないのだ。そして、キャンキャンズ全員で浴衣を着て市のおまつりに行くことにしていたのだ。

 道弘も一緒に行こうよと騒いでいたのだが

「なんで 別のとこに行くんちゃうから 向こうで一緒になるヤン? 道弘はすみれと手をつないでおいでよ 励はどっちみち 写真撮るんやろからー」と、泉希に冷たく言われていた。 
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