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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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9-2

 夏休みに入っても、午前中は練習していたのだが、学校側からの通達で午前7時~12時までの3時間で1時間毎に水休憩をはさむことになっていた。熱中症対策だ。

 私達は、どうしょうかと話合って、8時からと言う意見が多かったのだ。でも、多くのクラブは9時からだった。それでも、8時頃になってくると、日差しが強くて・・。私達は、30分毎に休憩することにしていた。

 だけど、汗まみれになっていて、クラウンドも乾いているから、土ぼこりもすごくて、練習が終わると手洗い場で一応、手足首とかを拭くのだけど

「なぁ 毎日 汗臭いまま 帰って 直ぐにシャワーやでー 寄り道もできひんわー」と、美玖が言い出したけど

「そうなん ええやん ウチもみゅんも 汗臭いままバスに乗るんやでー」

「うん 泉希なんか せっかくの美人が台無しやー」

「みゅん そーゆう 言い方やめて!」

「うぅー だってぇー 泉希は・・・ あっそうや 男の子みたいに ホースで頭からかぶったらええやん それで 陰のほうに行って着替えたらええやん」

「みゅん あんたは・・・ 女の子だっていう自覚無いん?」

「・・・そうかなー 誰も見てへんってっぇー 見られても、たいしたことないって」

「みゅん また 生徒指導 受けたいんかぁ?」

「そんなん ゆうても・・ 汗臭いので バスに乗るより・・」

 数日後、桜先輩が

「体育館のシャワー室 使えるようになったよ」と

「えっ えぇー さくら 話してくれたん?」

「うん バスケットの仲間が 他のクラブの連中はドロだらけになるから嫌だとか反対してたんだけど、納得させてネ ただ 先に 土は落としておく 使った後は、ちゃんと掃除しておくって 条件だけど」

「うん うん それっくらいするぅー ありがとう さくら」

「お礼なら バスケット部の連中に言ってちょうだい あの子達 ウチがバスケットに戻らなかったのに まだ 応援してるからって 同じスポーツやってるんだしって もう 中途半端にやめられないわね」

「いいよー ウチも最後まで付き合うからさー この仲間達と」美玖先輩が言っていたけど、この二人はもう私達の協力な仲間になっていたのだ。

 シャワーを浴びて帰る時、サッカーの連中も練習を終えたとこで、手洗い場で身体を拭いていて

「あっ 今日はなんだか スッキリしてるなぁー」と、重光君が

「うん 他の運動部のご好意で体育館のシャワー室 使えることになったんだー」

「えーぇ 僕達は この水道の冷たい水なのにー」

「まぁ それも試練やと思ってがんばりーなー たっ君 ちょっと」と、呼び寄せて

「昼から なんかあるの?」

「いや 別にー」

「じゃぁさー お昼食べたら 泉公園で待ってる いい?」

「あー わかった 2時頃な」

 ノースリーブで花柄のサマーワンピースに麦藁のカンカン帽を被って、ぶらぶらと向かったが、たっ君はまだ来てなくて、暑いせいか公園で遊ぶ子供達の姿も無かった。泉から湧き出て来る水も前より勢いもなく、なんとなく、元気の無い公園に思えていた。この時期思い出すのは、やっぱり島の海で遊んでいた頃のことだった。あの頃は、飛び込んだり、潜ったりして動き廻っていたけど、今は、ボールを持って走り回っている。あんまり、変わって無いなぁー・・・私って・・

 たっ君は自転車でやってきた。別に、挨拶を交わすでもなく、お互い眼を合わせて頷くだけなのだ。それに、会う用事もなくて、私はただ 一緒に過ごしたいだけだった。

「なぁ お昼ご飯 なに 食べたん?」

「うー 目刺しときゅうりの漬物」

「へぇー 意外と 質素なんやねー」

「まぁ お母さんも仕事だしなー みゅうみゅんは?」

「ふふっ ウチもな ばっちゃんも仕事してるやろー? 時々は、みゅうみゅんが作るんやけどー 今日は、今朝のみそ汁の残りをご飯にぶっかけただけやった それに、たっ君に会うから、もう いっぺん シャワーしてきたの」

「そうか シャンプーの香りが ふんわりとする」

「ふふっ よかったー 汗臭いと幻滅するやろー?」

「まぁ みゅうみゅんの匂いやったら なんでも ええけどー」

「・・・なんか・・やーらしい感じするなー 言い方!」

「アホ 考えすぎじゃー」

「なぁ また プール連れてってなー 今度は、スライダーあるとこ 二人で滑って みゅうみゅんが前で後ろからたっ君が抱えてくれるんやー」

「・・・ そこの プールやんかー  みんなで行こうか?」

「それは それや たっ君とふたりで行きたいの!」
 
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