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ドリトル先生とラーメン

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第六幕その七

「その辺りはね」
「本当に人それぞれですね」
「そうだよ」
「だからですか」
「日本料理に中々馴染めなかったりね」
「そうした人もいて」
「それでね」
 そのうえでというのです。
「ラーメンだってね」
「難しいですね」
「そうだよ」
 本当にというのです。
「だからその辺りもね」
「アンケートで、ですね」
「確かめるんだ」
「そうされますね」
「うん、是非ね」
 こうも言ったのでした。
「最初ラーメンについてどう思ったかもですね」
「アンケートにもですね」
「書いていくよ」
「そうですか」
「何でも完璧とか完全とかね」
「そうしたことはですね」
「ないからね」
 だからだというのです。
「日本料理もそうでね」
「ラーメンもですね」
「完璧とはね」
「限らないですね」
「そうだよ、そしてね」
 それにというのです。
「これはどんなものについてもね」
「言えることですね」
「そしてね」
 それでというのです。
「これは創作でもだよ」
「言えることですね」
「無敵主人公も作ったら」
「作品としてですね」
「おかしくなるし無敵の敵もね」
「出すとですね」
「倒せるならいいよ」
 その場合ならです。
「いいけれどね」
「どうしても倒せない」
「その場合ならどうかな」
 こう言うのでした。
「作品として成り立たないね」
「絶対に倒せない敵ってね」
「もう出したら駄目だよね」
「だって作品終わらないよ」
「絶対に倒せないなら」
「まともな創作者さんは出さないよ」
 皆にも言うことでした。
「絶対にね」
「常識だよね」
「無茶苦茶強いのはいいけれど」
「絶対倒せないとね」
「作品終わらないし」
「どうにもならないから」
「ましてその敵がとんでもなく悪い心を持っていて」
 そしてというのです。
「やりたい放題だったらどうかな」
「うわ、最悪だね」
「もうどうしようもないよ」
「こっちが倒せないのにね」
「悪役がやりたい放題ばかりだとね」
「主人公達が何をしてもね」
 それでもというのです。 
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