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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった

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81話 偉大なるSUN

 
前書き
◯80話


ロード・オブ・クロウ


ビジュアルはそのままロード・オブ・ワイズ(四賢神)。



☆ロード・オブ・クロウ サンバヴァ


ロード・オブ・クロウの1人である戦士。メンバーの中では1番剛腕で、防御力は作中でも屈指。戦法はパワーに物を言わせた、単純な攻撃による脳筋戦法。

使用する武器は大剣と大斧。

メンバーの中で1番パワーはあるものの、総合力では最弱とされている。しかし単独で歴代クウガを圧倒し、歴代でも初代の次にセンスのあるであろう40代目クウガを2人がかりで(そもそも倒すことは目的ではなかったが)完封している。

その力でかつて古代にナムロドに挑んだ数多のライダーたちを藻屑にしていることもある。


モデル 宝生如来(マントラ ラトナ・サンバヴァ)



☆ロード・オブ・クロウ アシュク

ロード・オブ・クロウの1人である戦士。メンバーの中では1番小柄で俊敏さを極限まで極めている。戦法は相手の技術のコピーと超スピードによる翻弄戦法。

使用する武器はレイピアの二刀流。

知略に長けており、血気盛んなサンバヴァの静止役にもなっている。しかしその性格は極めて残酷かつ戦闘狂。持ち前のスピードで相手を翻弄しつつ笑いながら相手の辿る顛末を予想している。

モデル 阿閦如来

 

 




「被造物が創造主に贄を捧げ、平伏し崇め奉るのは当然————被造物ごときが生きることを要求するなどおこがましい。」



激しい怒りが湧く。

嫌悪感………コイツの言葉を聞くたびに吐きそうになった。

自由は……みんなにとってかけがえのないもの。皆が自由でいられる世界———全否定する存在が……コイツだ。


「だったら……お前を———」
「……?」
「お前を……倒す!!」


俺の体は星屑のように消え、瞬間移動でマルドゥクの背後へと回る。そして思いっきり、フルモーションでその邪金の装甲に一刀を振るう。

装甲から火花が散るが、破ってはいない。故に第二撃を加えようとするが—————流石に読み切ったか、手に持っていたソニックアローでキースラッシャーを受け止める。


「ほう…!まさかこの装甲にダメージを与えるとは———」
「俺の攻撃はお前の装甲を持ってしても防げはしない…!お前を倒して———世界を救う!!」
「なるほど……私の装甲の耐久制限を凌駕する力だけでなく、想いの力が私に一閃を加えたか————で!す!が!」


≪ガッチャーン!≫


不意を突かれ、バグルドライバーXのビームガンを至近距離から撃たれる。ダメージはもちろん無効化………しかしノックバックを受けてしまう。


「ぐっ…」
「ダメージがありませんか…」
「何!?」
「ありえん———攻撃を受け付けないライダーなど聞いたことがない。」


俺という存在が認められないロード・オブ・クロウの2人。凝り固まった価値観……それは滅びを招く。俺は滅亡をよしとはしないが———自由を侵す敵ならば……


「俺は《《負けない》》。人間が諦めない限り……どんなに弱い人間でも、いつか必ず救われる。みんなが自由で、侵されることのない調和した世界————その救済を実行するのがこの俺だ!!」
「救済……そんなものは無意味だ。」
「何…?」
「弱者は自分の非力さが理解できていない……だから私が人々を争わせ、弱者を排除し、強き者のみを生かす。彼らは自分の強さの限度をよく理解しその非力さを呪うがために、かえって文明も人類もめざましい発展を遂げる————そして絶対的存在に命を取られぬよう忠誠を誓い、生贄を差し出す……実に効率的な世界でしょう?」
「何言ってんだ……出まかせを言うな!!お前はただ生贄が欲しいだけだろう!?」


言葉の意味は理解できている……しかし理解できない。一定の理解ができない。これっぽっちも理解ができない。


「やはりあなたには私の崇高な考えが理解できませんか……しかし、理解できないのはあなただけです。」
「何を……」
「私が————この力をもって、世界を……人を作り変える!!」
「!!」


≪デウスラッシャー!≫≪デウスランパート!≫


禍々しい形をした宝剣……そして何か怪物が宿ったような宝盾が召喚される。そしてその宝剣を空へと翳し、その刃先を俺へと向ける。

すると多数のエネルギー刃が俺を襲いくる。


流石に受け止めていてはノックバックが計り知れないゆえに、何とかキースラッシャーでそれを斬り裂き、受け流してゆく。


「面白い……ならばこれでどうだ!!」
「!!」


デウスラッシャーを地面に突き刺すとその背後から100センチほどの隕石が無数に飛んでくる。


≪ファイズブラスター!≫


ファイズブラスターを召喚し、そのブラスターモードで隕石をビーム横断によって破壊してゆく————が。


「かかったな…?」
「!?」
「千陽!!」
「はぁっ!!」


マルドゥクは隕石の破片すら操り、未だ小原・黒澤先祖を治療中の千陽を再びターゲットにする————おそらくアシュクよりも速いスピードで。

40代目クウガはすぐさま千陽を守りに行くが、ロード・オブ・クロウに邪魔される。

だったら————俺が行くしかない!!


「うわぁぁぁ!!」
「才くん!!」
「ハハハハ……!これは傑作だ!そんなか弱い少女を守るために自らを盾にするとは…!」


俺は地面にうつ伏せに倒れ込んでしまう。

ダメージこそ受けてはいない……が、超高速の隕石の直撃のせいで、膝をついて立つのがやっとだ。

—————今やられたら千陽を守りきれない……!


その瞬間、《《後ろに立っていた人物》》はあろうことか————俺の前に立つ。


「やめて……!」
「何の真似ですか?」
「千陽やめろ!殺されるぞ!」
「《《やめない》》!!」
「!!」


やめない……何度も聞いた言葉だ。

いつも過ごしてきた……そんな少女から。


「弱者がどんなに勇気を出しても、弱者は弱いまま———強者だけが生き残ることで文明は発展し続ける……そして人類はこの私に平伏す。」
「そんなの…間違ってる。」
「何だと?」
「弱い人がいなくなって、強い人だけの世界なんて———そんな世界じゃ、みんながみんなを疑ってばかり……誰も幸せになれないよ!!」
「千陽……!」
「弱者はここで消える……今、その瞬間を味合わせてやる!」


マルドゥクがデウスラッシャーを振り下ろそうとする。

千陽はすぐさま手のひらを正面にして花のような紋様の聖盾を形成し——————あろうことかマルドゥクの斬撃を弾いたのである。

これにもマルドゥクは驚きを隠せない————光に照らされた海の如く瞳。


「何だその瞳は……!?」
「まさか天帝陛下の攻撃を弾いただと…!」
「あの小娘……まさか。」


千陽が放った美しい瞳………マルドゥクはそれを見た瞬間、急に不機嫌になる。


「知能だけ救われたと思っていたが…よもや魂まで生きていたとはな!!!!」


マルドゥクはデウスランパートを千陽に向け、そこから邪気のこもったビームを放つ。

しかし花紋様の盾は再びビームを受け止め、さらにそのビームを聖気のこもったビームへと変換してマルドゥクにぶつける。

マルドゥクはデウスランパートでそれを防いで何を凌ぐ————しかし、その怒りは治らず。ますますその怒りは高まる。


「そんな小娘の体に生まれ変わってまで……まだ私の邪魔をする気か!!」
「——————」
「神……至高の女神よ!!」
「—————はっ!……何が起こったの?」
「ほう……もう時間切れか——しかしどうあれお前を殺す!!」
「今度こそ……!」


振り下ろされたデウスラッシャーを、俺は再び千陽の前に出て、キースラッシャーで受け止め、距離を離すためにそのままマルドゥクの腹部を蹴る。


「千陽!」
「才くん……私は才くんが言ったような世界がいい。みんな自由で……喜びを分かち合う世界がいい!!」
「よく言った!俺がみんなを救ってやる———お前を倒してな!!」
「また戦うつもりか…!お前如きの力では私を倒せない!!せいぜい千日手に陥るだけだ!!」
「どうかな……俺の力は生憎まだまだこんなもんじゃないんでな——!」
「何?」


深い息を吐き、体の流れを整える————物騒な武器を地に突き刺し、気を整えるんだ。


そしてムテキガシャットの起動スイッチを再度押す——————






≪ムテキ!レベルアップ!≫









エネルギーが溢れ、体が濃い金色に輝き、熱を発する………マグマどころではない。まさに全てを照らす恒星の如く!!


「ぐっ!———何だこの熱は!」
「でも……暖かい。」
「「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」」
「大烏とナムロドが熱がっているのに、至近距離にいる俺や千陽は暖かく感じる………」
「これが俺の昼限定の姿———仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー……サンシャインフォーム!!」



「ノーコンティニューで……クリアしてやるぜ!!」




————————現代—————————




「貴様は……何者だ?」


滅と迅が転送されたのは、富士山麓の遺跡————ナムロドが封印されていた場所だ。

当然滅は初対面のナムロドに素性を問うのは必然か。ナムロドは石の玉座から答える。


「私はナムロド。人類を発展させてきたアークの……創造主であり、至上の神である。」
「アークの創造主……?」
「どういうこと?」


口角を上げたナムロドはバグヴァイザーのデータを放出し、トゲトゲ状のアークのコアを右手の掌に置く。


「アークは私の頭脳をベースに作られた人工知能———まぁ、細かいことはこうしておきましょう。」
「「……?」」


アークのコアを握り潰し、アークのコアを嵌め込んだガントレットを形成する。そしてその右手で指パッチンをする————と、滅と迅の瞳が赤く輝き、彼の思考がダウンロードされる。


「「アークの《《意志》》のままに……」」
「では……あなた達に仲間を紹介しましょう。」


無惨に穴の空いた富士山麓へと、黒いコートが入ってくる—————モジュールをつけた中性的な人工知能。


「お前は……?」
「あなた達と同じ滅亡迅雷.netの1人 亡—仮面ライダー亡です。以後お見知り置きを。」
「アークよ……これは一体?」


滅はナムロドに尋ねる————が、ナムロドは少し失笑して返す。


「私をアークなどと呼ばないでください。私はこの世界を支配する神 仮面ライダーマルドゥクです。」
「そうか…それは失礼した。」
「亡はアークに造られた3人目のAI。主に私の命で秘密任務にかかっています。小原家への潜入とその利用です。」
「小原家への潜入?」
「小原家には現代においてもう1人…私の忠実な部下がいます。亡には彼とアークのパイプ役を担ってもらっています———今後とも人間の怪人化を進め、エネルギーをより一層集めなさい。そして新しい世界を作った暁には……人工知能がこの神の下に、この世界を支配する種族となりなさい。」
「「「アークの意思のままに……」」」
「期待していますよ…滅亡迅雷.netの諸君。」


ナムロドは姿を消した。



〜〜〜〜〜〜〜〜




「えっと……確かこの会場の———」


魁はラブライブ予備予選会場までやってくる。そして関係者以外立ち入り禁止のところへ入ろうとする————と、金髪の彼女がやってくる。


「あら?魁じゃない!」
「姉さん!」
「シュギョウはもう終わったの?」
「想定外のことが発生したから予定より早く。」
「想定外?」
「あのバッカファーザーが俺たちの学校法人の株を43%買い上がった。」
「ヤバい?」
「ヤバい。」


ハーフの外国人らしい語彙力皆無な会話をする小原姉弟。そして魁は鞠莉に連れられてAqoursの控え室まで連れられる。


「よっ、久しぶり……といっても10日しか離れてないけど。」
「「「「「「「「魁(くん)!?」」」」」」」」

予想もしていなかった魁の来訪に肝を抜かれるAqoursの面々。

「まず……どうだった?」
「それは—————」


千歌のアイコンタクトに反応したAqoursのメンバーは、グーを魁に示した。それを見た魁はコルナサインで返す—————言葉などいらない。それはAqoursの共通認識。

楽しかった……ただその瞬間を味わうのだ。


その後、魁は控室で10日にあったことを9人から聞かされる。


「へぇ〜才らしいきば奇抜で大胆な発想だな……ピアノの許可降りたのか?」
「ギリギリね……才君が手回ししてたみたいだけど。」
「そうかw」


梨子の答えを笑いを交えて応じる魁。そしてAqoursの9人に本題を切り出す。


「早速だが……兆おじ(笑)が学校法人の株を43%取得した。もう買収…強いては統廃合まで秒読みだ。」
「「「「「えぇ〜!!!」」」」」
「嘘でしょ!?」
「マジだ。」

善子の驚嘆疑問符に、極めて真面目に魁は返答する。そのまじめな流れで梨子が困り果てる。

「どうするのよ…」
「何か対策を打たないと!」
「曜の言うことはもっともだが…株式の所有は金だけの問題じゃなくなってる。」
「どういうことですの…?」
「今回兆おじが買ったのは上場している公開株だ。それ以外は黒澤家と…学校法人の理事たちが握ってるってわけだ。」
「つまり、その理事が売っちゃったら……」


ルビィの推測に魁は首切りサインで、その事象の結果を伝える。


「ピギィ!!」
「でもどうするずら!?」
「それをこれから考える———ということで、今日は解散!」
「『解散!』じゃないよ!どうするのさ!!」
「千歌がそうは言ってもなぁ…理事たちを心動かす以外は無理なんだよ。また今度考えよう。さ、今日は骨を休めろ。」
「えぇ〜そんなぁ…」


千歌の失望の声が漏れる中で魁の推奨のもと、Aqoursのメンバーは続々と帰宅の準備を始める。






———————※———————





「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!!」


燦々たる俺の姿にマルドゥクは驚きながらも、余裕の態度を早々には崩さない。さすが神や天帝と言われるだけはあるか。


「この私をクリアするだと…調子に乗らない方が身のためだぞ!!」
「そう神の玉座にぬくぬくと座っていられるのも、時間の問題だぜ…!」
「何…?」


最後の言葉が放たれる瞬間、神速でマルドゥクの眼前まで迫る。その唐突な出現にたじろいでしまう。


「ふっ…!」
「うわぁぁ!」


神々しいオーラを纏った、太陽の拳はマルドゥクの頬部をガツンと殴る————炎とも似たエネルギーに苛まれながら、砂浜を越えて海へとぶっ飛ばされる。


「貴様ぁ!!よくも天帝陛下の御体を!!」
「邪魔はさせない…!」
「ぐっ!」


40代目クウガが大烏2人を足止めしてくれている……ま、さして気にしていないが、これで奴の追撃ができる。

俺はすぐさま未来視し、マルドゥクが大きなしぶきを上げて立ち上がるのを見る。


「させるかよ…!」


右手にエネルギーを集約して……手のひらの上にハンドボールほどの太陽が出現する。そして無限ジャンプで空高く飛び上がり、海を見下ろす形となる。

そしてそのミニ太陽をマルドゥクのいる地点へと放り出す————すると次の瞬間、水蒸気爆発とともに砂浜が瞬く間に拡大して……


水平線が地平線と化す。


「ぐはっ…!」
「——————-」
「ふん……」


俺の複眼を通して示されていたマルドゥクの残り半分となった残存体力……しかしそれは一瞬にして、全回復する。

クウガもそれを感じ取ったのか、驚きを隠せないようだ。


「体力が全快した…!?」
「フフ…!これが我が帝王の力———不死にして限界なき精神である!!」
「そして相手が強ければそれに適応する…これが神の力。」
「なるほど……」


俺は地上に降りると、マルドゥクはデウスラッシャーを振り下ろす———も、俺は残像を見せながらそれを躱し、再び太陽の拳を顔部にぶつけ、さらに左からも殴る。

だが当然のようにマルドゥクの体力は全快する。


「なかなかいい攻撃ですが……お前の攻撃など通用しない!!」
「どうかな……?」


再び神速でマルドゥクの間合いまで入り、先ほどよりエネルギーが増した拳をマルドゥクに反応をさせる隙もなく打ち込みまくる。神速で放たれる太陽の拳は面白いほどマルドゥクの高体力を削ってゆく。

俺の体から放たれる恒星の如く輝きはさらに増してゆく。

そして顕現させた太陽を拳に纏い、超高圧かつ高熱の拳を渾身の一撃としてマルドゥクにぶつけ、その体をゴツゴツした海岸の岩にぶつける。


「回復が追いつかん……!」
「才くんすごい…!」
「流石全能者か……」
「戦士風情が……神に逆らうな!」
「!」


≪ポーズ!≫



マルドゥクが押したバグルドライバーのBボタンにより、静粛な審判の場へと変貌する—————ただ1人を除いて。


「私の絶対なる刻の前に全ての人は平伏すのだ……!」
「————そうでもないみたいだぜ?」


静粛なる時間は一瞬にして破壊される。

「何…時間をも超越していると言うのか——!!」
「さぁな?俺にも想定外だったぜ。まさかお前が時間操作能力を持っていて、あろうことか俺がその《《影響を受け付けない》》なんてな。」
「バカな…」
「終わりにしようぜ……この一撃で。」


拳を握り、太陽のエネルギーを纏わせる……そして必殺ボタンを押そうとする————が。


「ならば……!」
「!!」


一生の不覚。

マルドゥクはデウスランパートの突起部を動きの止まっている千陽に向け、脅しをかける。


「動けばこの女の命はない!」
「—————」
「変身を解除しろ!私に跪け!許しを乞え!!フフフ…フハハハハハッ!」




「ゲームを勝手に終わらそうとすんなバカ。」



人質を取られている人間には絶対口にできない言葉だろう。


しかしこの状況で《強気に出ない方がおかしい》んだよ。


「何を言っている……この女が死ぬぞ!!」
「殺ったらお前を殺す。」
「!!」
「お前には…そう、数万年の生が一瞬にして絶望に変わる——それを味あわせてやる————果たして《《お前にとって》》それと千陽に等価交換になるかな?」
「ぐっ……」
「——————」


流石にハッタリをかけすぎたか……しかし《《事実》》だから言わざるを得ないよな。さて、一体どう出るか————あわよくば、退散がベストだな。


「貴様ァ……!」


≪リスタート!≫



再びBボタンを押したことで、俺とマルドゥク以外の皆が時の牢獄から解放される。するとマルドゥクの不機嫌を読み取ったのか、ロード・オブ・クロウの2人が駆け寄る。


「天帝陛下…!」
「覚えていろ……エグゼイドォ!!」
「消えたか……」
「(自らの命を選んだか……!)」


俺は内心でほくそ笑みながら、クウガとともに変身解除する。


「千陽。」
「は、はい!」
「早く小原と黒澤の手当ての続きをしてやれ。俺も一応医者に近しい者だ————2人とも命に別状はないが、放っておけば寿命を縮める。」
「わ、わ、わかりました!」


何か妙に慌ただしいな……まぁ、いいか。


さて……俺もまだここでやるべきことは————40代目クウガのアイコンタクトからするに、まだまだありそうだな。 
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