夢幻水滸伝
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第三百二十四話 極寒の自然の中でその七
「あの人達がそのままの生活を送りたいならです」
「それを保証しますか」
「そうされますか」
「政として」
「はい、そして」
エリカはさらに話した。
「近代化された生活を送りたいのなら」
「支援してですね」
「集落自体を近代化して」
「電気や水道も遠しますね」
「極寒の地でも使える様に、幸いにです」
ここでエリカはこうも言った。
「この世界では技術は科学だけやないですさかい」
「魔術や錬金術もあり」
「超能力もあります」
「精霊の助けも得られます」
「様々な技術があり」
「そして混在しています」
「その技術を用いて」
そしてというのだ。
「この州の北部の様な極寒の地でも冬でも水道が使えますね」
「凍らず」
「水道が保温してくれて」
「そして水が出ても瞬時に凍りません」
「そうなっています」
「そうですさかい」
だからだというのだ。
「水道そして電気もです」
「通しますね」
「そうしますね」
「イヌイットの人達にも」
「当然信仰や文化も守ります」
イヌイットのそういったものもというのだ。
「あの人達にはあの人達の生活があるので」
「それで、ですね」
「イヌイットの人達も勢力に収めていきますね」
「これからは」
「そうしていきます」
こう言ってだった。
エリカは内政イヌイットの者達へのそれも進めつつアラスカ州の街や村そして集落に自分の勢力に加わる様に使者を送ってだった。
実際に勢力を拡大させていった、そして広大な州の殆どを掌握したが。
「いや、北極圏に行きますと」
「モンスターが問題ですね」
「このアラスカ州は」
「獣も」
「数は多くないですが」
それでもとだ、エリカはその北極圏で兵達を率いて獣やモンスター退治をしつつ述べた。その手には神具がある。
「しかし過酷な自然環境もあって」
「それが非常に厄介です」
「極寒で風も雪もあり」
「かつ海もあり」
「氷に覆われているので」
「ですから」
それでというのだ。
「戦いにくいです、獣やモンスターも強いですし」
「はい、この中で暮らすとなると」
「非常に辛いです」
「全く以て」
「イヌイットの人達も大変ですね」
「州の脅威の一つなので」
それ故にというのだ。
「獣やモンスターの征伐も行っていますが」
「厄介ですね」
「北極圏でのそれは」
「実に」
「これは装備もです」
こちらもというのだ。
「こうした場所でも問題なく使える様な」
「そうしたものですね」
「そうしたものを開発し」
「そして使っていきますね」
「そうします」
こう言うのだった。
「これからは、服もですが」
「防寒は十分に」
「装備も含めて」
「そうしていきますね」
「そうしていきましょう」
こう言ってだった。
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