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ヘタリア学園

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第千二百六十三話  昔は少し違っていた

第千二百六十三話  昔は少し違っていた
「まあ昔の韓国さんはですね」
「こんなのだったんだな」
「変わってねえんだな」
「いえ、少し違っていました」
 日本はこうイギリスとフランスに話すのでした。
「何故か私を弟だと思っているようでしたが起源の主張はしませんでした」
「えっ、そうなのか?」
「あれってこいつのライフワークじゃなかったのか?」
 二人は今の日本の言葉にかなり意外な顔になりました。
「俺はてっきりこいつの習性とばかり思っていたんだけれどな」
「DNAのレベルで組み入れられているんじゃなかったんだな」
「はい、それは違いました」
 日本が言うには本当のことらしいと。話を聞いて思う二人でした。そしてそれは本当のことでした。
「そうしたことは昔は言いませんでした」
「じゃあ最近になってからなんだな」
「あの訳のわからねえ趣味は」
「はい、実はそうです」
 こう二人に話します。
「そうしたことはしませんでした」
「何かこいつも変わったりするんだな」
「それが意外だけれどな」
 二人はあらためて韓国のことを知りました。彼は今は豪快にいびきをかいて寝ています。そんな彼を見ながらそのうえで話をするのでした。


第千二百六十三話   完


                                       2010・3・2
 
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