| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百十八話 もう一人の覇者を見てその十二

「それでどうするか考えたら」
「もう、ですね」
 ホーソーンも言ってきた。
「一つしかないですね」
「そや、ほんまな」
「戦ですね」
「この世界やとな」
「起きた世界でもそうしたものですが」
「何処かを二分してな」
「どうして一つになるか」
「それを考えるとな」
 どうしてもというのだ。
「一度でも二度でもな」
「戦をして決着をつける」
「そういう風になるな」
「そうですね」
「ましてわしもトウェインも六将星や」  
 神星の中で武を司る者達であることも話した。
「それやとな」
「もう、ですね」
「戦をするしかないわ」
「そうですね」
「ほなな」
 決意した顔でだ、メルヴィルは言った。
「決戦や」
「トウェインさん達と」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「アメリカの覇権をや」
「決しますね」
「そうするで」
 こう言うのだった。
「これからな」
「ほな」
「全軍を動員して」
「決戦に挑みますね」
「そうするで」
「では私達もですね」
 ルイスは確か声であった。
「決戦に際して」
「出陣してもらうで」
「そうですね」
「星のモンは全員や」
「出陣ですね」
「相手もそうしてくるやろしな」
 トウェイン達もというのだ。
「それでや」
「ここではですね」
「全員出陣してや」
「戦いますね」
「そうするわ」 
 メルヴィルもまた強い声だった。
「ええな」
「それでは」
「問題は場所やが」
 決戦を行うそこだというのだ。
「果たしてな」
「水軍も用いるっすよね」
 セリューが聞いてきた。
「そうっすね」
「ああ、そうなるわ」
「それなら南の方っすね」
「そこになるな」
「トウェインさんも強力な水軍を持ってるっす」
「北太平洋の東を掌握するな」
「それを使って来るっすね」
「あいつもアレンカールと話してる」
 中南米の棟梁である彼と、というのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧