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オズのカリフ王

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第四幕その六

「お昼まで過ごして」
「そしてお昼は」
「わかるでしょ」
「バーベキューですね」
「もうね」
 それこそというのです。
「それしかね」
「ないですね」
「こうした場所でね」
「お昼で食べるとなると」
「もうよ」
「バーベキュー一択ですね」
「そうなるでしょ」
 まさにとです、トロットはジョージに笑顔でお話しました。
「だからね」
「ここはですね」
「皆で食べましょう」
「お昼はバーベキューですね」
「是非ね」
「わしは夢を見ておるのか」
 ノーム王は感動していました、それは他のノームの人達それにドワーフ王にドワーフの人達も同じです。
「空の上で大平原におって」
「うむ、そしてだ」
 ドワーフ王も感動しつつ言います。
「そこにいる生きもの達を見てな」
「バイソンや兎やプレーリードッグをな」
「鹿もおるぞ」
「コヨーテもな」
 見ればそうした生きもの達もプレーリーにいます。
「しかも人もおる」
「お空にいる妖精に天使に天女に龍騎士に」
「皆おるな」
「そして遊んでおる」
「これはだ」
 ノーム王はドワーフ王に言いました。
「お空にしかない」
「そうした場所だ」
「全くだな」
「では今からな」
「ここで遊ぼう」
「生きもの達と」
「そしてお空の人達と話そう」
 二人でお話してでした。
 王様達はそれぞれのお供の人達を連れてでした、そのうえで草原の中に入って生きもの達を見て触れてです。  
 そのうえで、です。お空の人達とお話しますが。
「ああ、地下から来られたんですか」
「ノームの王様ですか」
「それにドワーフの王様ですか」
「ようこそいらっしゃいました」
「こちらまで」
「おお、歓迎してくれるのか」  
 ノーム王はお空の人達の歓待に目を丸くさせました。
「わし等を」
「いや、こちらにはこれまで縁がなかったからな」
 ドワーフ王も言います。
「果たして話してもどうなるかと思っておったが」
「歓迎してくれるとは」
「有り難いな」
「全くだ」
「いや、はるばるです」
 男性の天使の人が言ってきました、白い丈の長い服を着た若い男の人で背中には一対の翼頭にはリングがあります。
「よく来られました」
「そう言ってくれるか」
「はい、ではこちらでです」
「この公園でじゃな」
「一緒に遊んで生きもの達と共に過ごし」
「楽しむのじゃな」
「そうしましょう」 
 こうノーム王に言うのでした。
「私達と」
「そう言ってくれるか、ではな」
「その様にされますか」
「喜んでな」
 ノーム王は満面の笑みで応えました。 
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