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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三話 受け入れる器その一

                          第三話  受け入れる器
 五代と一条はにゃんぱいあ、茶々丸の案内を受けてだ。彼等の世界を回った。そうしてだ。
 まただ。変わった猫に会ったのだった。
 右目に眼帯をし三日月の兜を被った白猫に会ったのだ。その猫を見てだ。
 五代と一条はだ。それぞれ言うのだった。
「まさかこれは」
「そうだな。どう見てもな」
「戦国大名のあの」
「伊達政宗か」
「んっ、俺のことを知ってるのか?」
 実際にだ。この猫、この猫もまた二本足で立っている。この猫が二人を見上げてだ。自分からこんなことを彼等に対して言って来たのだった。
「俺は独眼竜まさむにゃだ」
「やっぱりそうか」
「あの大名にちなんでいるのか」
「あの人は人間だが尊敬しているぜ」
 自分でこう言うまさむにゃだった。
「凄い人だったよな」
「うん、確かに」
「そして君はか」
「あの人にちなんでこの格好をしているんだよ」
「まさむにゃはいい奴にゃ」
 にゃんぱいあがにこりと笑って二人に話してきた。
「僕の友達にゃ」
「あ、ああ」
 にゃんぱいあにそう言われてだ。まさむにゃは。
 何処か恥ずかしそうな顔になってだ。こう言うのだった。
「そうだな。俺達は友達だにゃ」
「そうだにゃ。いつも仲良しだにゃ」
「成程。君達は友達なんだ」
「ではこの猫も」
「ああ、俺は吸血鬼じゃないからな」
 二人が何を言うのか察してだ。まさむにゃから言ってきた。
「普通の猫だぜ」
「ううん、あまりそうは見えないけれど」
「そうなのか」
「そうだよ。何処がおかしいんだよ」
 自分では自覚がないといった口調である。
「俺は別に血を吸わないしちゃんと飼い主もいるしな」
「君もそこはにゃんぱいあと同じなんだね」
「飼い猫だったのか」
「そうだよ」
 こう答えるまさむにゃだった。
「立派な飼い主だぜ」
「そうですね。あの子もいい子ですね」
 茶々丸もここで言う。
「僕達の飼い主の美咲ちゃんと同じで」
「美咲ちゃんは時々血を吸わせてくれるにゃ」
 にゃんぱいあはここでもにこにことして話す。
「とても優しくていい御主人様だにゃ」
「やっぱりあの娘は」
「かなりの娘だな」
 五代と一条は今の話からもだ。美咲の器をあらためて認識した。
 そのうえでだ。彼等は。
 まさむにゃにだ。さらに尋ねるのだった。
「君の他にもそうした猫はいるのかな」
「この辺りにいるか」
「いるっていったらいるな」
 まさむにゃは急にだ。顔を曇らせてだ。
 そのうえでだ。二人にこう話したのだった。
「けれど俺は好きにはなれないな」
「好きになれない」
「どういった猫なのだ」
「性格がな。悪いんだよ」
 それでだ。好きになれないとだ。まさむにゃは二人にまた話した。
「だからな。ちょっとな」
「そうなんだ。だからなんだ」
「その猫には会いたくないか」
「けれどまあいいぜ」
 まさむにゃは二人にだ。今度はこう告げた。
「案内してやるよ、そいつの場所に」
「うん、御願いするにゃ」
 にゃんぱいあがまたまさむにゃに話す。
「にゃてんしのところに行くにゃ」
「さて、あの人は何をしているのでしょう」
 茶々丸もここで言う。
 
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