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ドリトル先生と桜島

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第十幕その十

「本当にね」
「うん、先生は選挙では間違えないけれど」
「宗教も見分けられて」
「詐欺師かどうかもわかるけれど」
「結構騙されやすいところもあるから」
「人柄がいいから」
「そんな人が来ても」
 皆で先生に言います。
「いざとなったら」
「僕達がいるから」
「いつも一緒だから」
「何があっても先生を護るよ」
「悪いね、そんな皆がいてくれるから」
 それでと言う先生でした。
「僕もやっていけるし」
「それでだね」
「これからもだね」
「僕達と一緒だね」
「一緒に暮らしてくれるのね」
「いやいや、僕が暮らして欲しいよ」 
 先生の方こそというのです。
「むしろね」
「そうなのね」
「先生の方がなんだ」
「僕達と一緒に暮らして欲しい」
「そう思ってくれてるんだ」
「そうだよ、本当にね」
 実際にというのです。
「僕は家事は全く駄目で世事のこともからっきしだし寂しがりだからね」
「僕達が家族でいて」
「一緒に暮らしていないとなんだ」
「駄目なのね」
「そうした人間だから」
 それでというのです。
「むしろ僕の方からだよ」
「そうなんだ」
「それじゃあね」
「そう言ってくれるなら」
「私達も是非よ」
「一緒にいて欲しいよ」
 皆の方もというのです。
「だからね」
「宜しく頼むね」
「これからもね」
「ずっと家族でいようね」
「是非共ね」
「そすいていきましょう」
 皆で笑顔で言います、そしてです。
 後はデザートとなりましたがそのデザートは。
「あっ、マンゴーだね」
「フルーツがきたね」
「いや、立派なマンゴーだね」
「美味しそうね」
「鹿児島は南国だからね」 
 それでとです、先生も言います。
「こうした果物もなんだ」
「作ってるんだ」
「そうしてこう食べられるんだ」
「そうなのね」
「そう、だからね」 
 それでというのです。
「今からね」
「皆でだね」
「食べるんだね」
「マンゴーも」
「ハウス栽培でね」
 この農法でというのです。 
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