夢幻水滸伝
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第三百七話 クリーブランドの戦いその三
「この街で籠城して戦う」
「確かに。戦力は相手が圧倒的です」
「数も星の方もそうで」
「しかも装備もです」
「正面からは勝てません」
「ここは守って」
ルイーザはさらに言った。
「あたしの力も使う」
「ゾンビマスターのそれを」
「そうされますか」
「この度は」
「そして戦うから」
だからだというのだ。
「何とか防ぐ」
「ではお願いします」
「そうして戦いましょう」
「そして敵を止めましょう」
「そうしましょう」
将兵達はルイーザの言葉に頷いた、そしてルイーザは。
自身の神具も出して人の種族dではない使役される存在であるゾンビやマミー、スケルトンやゴーストといったものを出した。
そしてクリーブランドの周辺に配置しボーム達を迎え撃つことにした。このことは偵察隊からボーム達にも伝わったが。
「その数は二十万ですか」
「はい、かなりの数のアンデットがです」
偵察隊から帰って来た犬人の士官がボームに答えた。
「クリーブランドの周りに展開してです」
「街を守っていますか」
「武装して」
ただいるだけでなくというのだ。
「そうしています」
「わかりました、七万の敵軍に加えて」
「さらにですね」
隣にいるエミリーも言ってきた。
「二十万のアンデットですね」
「これはかなりの数ですね」
「合わせて二十七万です」
「これは厄介です」
ボームは確信している声で言った。
「ほんまに」
「はい、しかしですね」
「それで攻めへんというのは」
「あきませんね」
「クリーブランドを攻略しなくては」
まさにその街をというのだ。
「お話はです」
「はじまらへんですね」
「そうですさかい」
だからだというのだ。
「ここはです」
「攻めますね」
「このまま進んで」
ボームはエミリーに答えた。
「そしてです」
「クリーブランド攻略ですね」
「そうしましょう、ワテクシ達で」
「ほな私は遠距離攻撃ですね」
エミリーは自分の役目を言ってきた。
「フラガラッハを用いて」
「砲撃ですね」
「それと航空機とです」
「メデューサの首も使えますね」
「そうしたので攻めていきます」
「お願いします、ではワテクシは」
ボームは今度は自分の役目を話した。
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