すべてを統べる眼
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転生
第五話
みなさん、こんばんは
センスです
今は日向のお家で大人に囲まれてお説教&事情説明をさせれられています
とりあえずここまでの状況を思い出しましょうかね?
「君が娘を助けてくれたのかな?」
そう言ってヒアシさんが俺に話しかけてきました
でも正直俺としてはそんな話の前にちゃっちゃと眼をなんとかしてほしい気持ちでいっぱいです
家を飛び出した時に白眼を発動させたみたいで眼の周りがビキビキになってる状態で見つめられたら誰だってイヤになるでしょ…
っとまぁこんなことを考えても仕方ないですね
「はい、僕がたまたまこの子を助けました」
「そうか、この子を救ってくれて本当ありがとう。君の名前はなんていうのかな?」
「ぼくの名前はうちはセンスです」
そう言いながらぺこりと頭を下げておきます
でもなんでしょう、俺の名前を言ったとたんに顔つきが急に変ったんですが。。。
なにかまずかったんですかね?
Side ヒアシ
「ぼくの名前はうちはセンスです」
そう言いながら頭を下げた子を見ながら私は驚きで固まってしまった
まさかこんな小さな子が里で話題になっている天才児だとは思ってもみなかったからだ
最近になって里の上層部や旧家の一族の間でまことしとやかにある一つの噂が囁かれるようになった
いわく“うちは一族にはうちはイタチを遥かに超える天才児がいる”“その子はイタチよりも先に開眼し写輪眼を使いこなす”“才能だけならば木の葉を創設した初代様やうちはマダラをすらしのぐ”といったものだ
だが私は正直なことを言えば信じていなかった
なぜならそう言った噂はあっても実際にそれらしきうちは一族の者をみたことも聞いたこともなかったからだ
我々旧家のものには子供の安全や血継限界の保護という名目で忍者学校(アカデミー)や里に滞在している他里の者のリストが渡されている
そこにうちはイタチと同じが近い年齢のうちはの者は忍者学校(アカデミー)には在籍していなかった
今の時代は忍者になるには忍者学校(アカデミー)に行くか旧家の家を継ぐかのどちらかしかない
だがうちは一族は家を継ぐ者でも例外なく忍者学校(アカデミー)で学んでいた
今さらそのしきたりを崩しはしないだろう
そういった判断で私はその噂をただの出まかせだと思っていた
そう思っていた、だ
眼の前に、娘と同じような年頃の子が血継限界の中でも最高・最凶と謳い称されている写輪眼をもつこの子を前にして私はあの噂がすべて本当だったと一瞬で理解してしまった
私だって木の葉創設から存在する旧家の一つでそれなりに他の一族のことだって知っている
もともと写輪眼が最高・最強と謳われるにいたった理由はその眼の有用性と貴重性からだ
忍びの世界に存在する数多(あまた)の血継限界と写輪眼ではたった一つだけ、だが大きくそして明確な差がある
それは“血継限界の応用性の高さ”だ
血継限界は多くが初代火影様のような木遁などの様に性質変化を使う術として存在する
だが眼として発動する写輪眼は違う
確かに白眼も眼をして発動するが効果としては遠見と経絡系の二つしかない
しかも遠見は嗅覚や他の術でも同じ効果が得ることができる
それらとくらべて写輪眼は違う
写輪眼には分かっているだけでも幻術、動きのコピー、チャクラの判別、動体視力の上昇、さらには極めると人柱力ではない尾獣のコントロールすらできると言われている
同じ血継限界でもここまで能力に差があれば当然の結果として写輪眼が特別視されるだろう
さらにうちは一族には総じてみな忍びとしての才能があった
それらもうちは一族が特別視される要因の一つだったのだろう
そして今、目の前にいるのがそれら歴代でも最高と噂される子だというのだ
だが正直に言えば私は信じられない
まだまだ幼い子供が下忍No1と言われるうちはイタチすらを上回るという評価に理解は出来たが納得はできなかった
疑問は尽きないがとりあえず落ち着いて話ができるように場所をかえるとしよう
「センスくんだね。悪いんだが話をいろいろ聞きたいので今から私の家に来てもらえるかな?」
そういって私はうちはセンスに話しかけた
Side out
「センスくんだね。悪いんだが話をいろいろ聞きたいので今から私の家に来てもらえるかな?」
そういってやっと俺に話しかけてくれました
でも本当にどうしたんですかね
俺に名前を聞いて急に固まってしまったのでびっくりしましたよ
まぁ家に行くのは予想どうりなので構いません
「はい、分かりました。すぐに帰れますか?」
そうきくとヒアシさんは
「まぁすぐにはムリだが1時間ほどで帰れるだろう」
それぐらいならばバレる前に家に帰れますね
「はい、大丈夫です。」
この時簡単にうなずいた俺を本当に浅はかだったと思います…
年齢や格好のことを失念していた自分をドついてやりたいくらいです…
で冒頭にもどったんですがまさかの日向からうちはに連絡がいってしまいまさかの両親が来てしまうという事態が起きてしまいました…
火影様に行くのは仕方ないと思ってたけど両親にも連絡が行くなんて考えが甘かったようですね
こりゃ日の出までに帰れないかもしれないですね、、、
しかし2人とも寝ているところにいきなり [息子が日向の姫を救った] なんて言われたら驚きも凄かったみたいですね
え?なぜ分かったって?
だって2人とも着の身着のままで来たうえに裸足できたんですから
おまけによっぽど急いできたみたいで日向の連絡役の人が後からきましたしね
まぁそこから母さんの顔が能面みたいに無表情で見つめてくるんで怖いんですけどどうしたらいいんでしょうかね…
そこに見かねた火影様が助け舟を出してくれ
「うちはセンス君だったかぉ。悪いんだが儂は人づてに聞いているんじゃがご両親の為にもここでなにがあったのか話してくれんかの?」
せっかく作ってくれたきっかけなので喜んで説明させてもらうことにします
「はい。偶然なんだけど・・・・・・・」
そういって今回ヒナタを助けるにいたった経緯を説明しました
さすがに“原作知識があるからです”なんていうわけにはいかないので大雑把に言えば
寝付けなくて体を動かせば疲れて眠くなるのではと思った
↓
家の近くだと目立つし寝ている人の迷惑になる
↓
だから木の葉の森でしようと思って移動していたら日向の家に不審者が入って行った
↓
おかしいと思っていたら女の子を攫ったようなので捕まえた
と説明しました
どう聞いても苦しい言い訳ですがこれ以外に説明が思いつかなかったので仕方がないです
でもなんかみんなに納得されてしまったんですがこの里の人間は大丈夫ですかね?
3歳児の言うことをそのまま信じてしまう里の上層部。。。
里の将来がとても心配ですね…
ただ火影様には写輪眼や扱える術などを詳しく説明するよう言われてしまいましたね
気になりますがダンゾウと違って暗部なんかに入れようとかそういうことではないでしょうから気にしないことにしましょう
ただ、今回のせいでしばらくは母さんたちと一緒に寝るように言われましたorz
Side 猿飛ヒルゼン
久しぶりに驚いたわい
儂は今まで多くの子供もたちを見てきたがここまで優秀な子はみたことがない
大蛇丸をみたとき数十年に1人の逸材だと思った、じゃがこの子は噂どうり百年に1人、下手をすればそれ以上かもしれん
最高と謳われる写輪眼を僅か3歳にして使いこなし新術まで開発する、忍びとして必要な判断力、分析力も高い
このまま順調に行けば文字通り忍び達の頂点に立つ存在にすらなれるだろう
フガクとミコトに聞けば天才には珍しく周りに合わせたり、気を使う優しい子だとも聞いた
少々優秀すぎて子供らしさがちっともないと2人は嘆いていたが優秀な子はみな精神が早熟じゃからしかたがないだろう
この子は将来きっと初代様たちの火の意思を継いで立派な忍びになってくれるじゃろう
楽しみな子がでてきたのぉ
Side out
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