すべてを統べる眼
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転生
第三話
こんにちは
センスです
今はあの宴会(カオス)から3か月たちました
あの時の惨劇は未(いま)だに兄弟の中で黒歴史になって掘り返さないことが暗黙のルールになっちゃいました…
まぁ宴会場(カオス)にいた大人は二日酔いのせいでみんななんで里の外にいたのか覚えてないみたいですしね
さっきまで今日の修行をしていて今はサスケと2人で仲良く帰宅しています
「センスは凄いね!まだ未完成だけど兄さんの手裏剣術と同じことができるんだもんね!」
「ありがと、サスケ。サスケも写輪眼が開眼したら一緒にもっと修行しようね」
「うん」
うん。疑問に思いましたよね?
その疑問間違ってないですよ?実はもうあの手裏剣術はできちゃったりします
確かに死角を攻撃するために手裏剣どうしをぶつけて方向を変える必要がありますがぶっちゃけた話をすれば影分身で1日も修行をやればどこにぶつければいいかなんて覚えちゃいますしね
でもここですぐに成功させたら間違いなくサスケが父さんたちに報告してそこから一族に伝わって下手すればイタチと同じような神童か?みたいなことにならないと言い切れないので実力は隠してます
それにほどほどにしないとサスケの精神的にもグレちゃったら困るしね
せっかくかわいいショタっ子なんだからこのまま純粋なまま成長してくれなきゃね
あ、それと最近イタチ兄さんは任務で忙しいみたいで今までのように構ってくれる時間が減りました
まぁ里としても優秀な下忍にはたくさん場数を踏ませて早く戦力になって欲しいでしょうしね
だから最近はもっぱらサスケと2人で修行に励んでます
写輪眼が開眼したのである程度の差が開いて当然と周りも思ってくれるようになってとても助かってます
俺の輪廻眼が開眼したらなんとかしてサスケも写輪眼を開眼させてあげますかね
そうすれば多少は成長の速度も速くなるでしょうしね
そうときまったら家族にばれないように影分身を出して目標の5万時間をクリアしなければ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あれから1か月がたちました
え?また時間が飛んだ?気のせいですよ?
だって僕は30日とは思えない濃密すぎる時間を過ごしてましたし
え?影分身だから?えぇそうです
原作でも描いてありましたが影分身の修行って効率とかが良い代わりに全部の疲労がきますよね?
はっきり言えばあの疲労の量をなめてました
初めて影分身をしたときは調子に乗って3000人位で修行したらわずか1時間分の疲労で3時間ほど意識が飛んでました
おかげで急に倒れたのを母さんが見てて家族が大騒ぎしてしまったらしいです
やっぱりクーデターをたくらんでても家族は心配させたくないのでまずは影分身での修行に入る前に疲労蓄積の限界をしらべることから始めましたorz
今はだいたい一回の影分身は500人くらいに抑えてます
修行時間はそこまで稼げませんがそれでも疲労などのフィードバックはメチャクチャしんどいんですし、多分これ以上増やしたら俺の日常生活が送れなくなるからしかたないです
それでも修行を初めてもうかれこれ4万時間は過ぎました
おかげで万華鏡写輪眼も会得でき、忍者としての幅がさらに広がりました
あとは輪廻眼の開眼を待つばかりです
それにヒナタの誘拐を阻止するにはなんとしても輪廻眼が必要なので頑張りましょう
雲隠れの忍び頭がやってくるのは10日後に迫っているので最悪の場合はムリして影分身を増やして5万時間にするつもりです
それに今のところ輪廻眼の確認や体になじませ実戦で使いこなせるようにしたいと考えているので最低でも3日は習熟期間が欲しいのであと5日ほどしかないので大変です
他にも考えなきゃいけないことは山積みだなぁ…
やっぱり子供だからこそこそしてやらなきゃいけないってのがきついですよね…
やった!やりました!!
ついに念願の輪廻眼が開眼できました!
いやぁ流石に時間がかかって焦りましたね
もう会談まで4日しかないですね。
先日は体を休めるためにオフにしようと思ったら今日から3日は結構な無茶をしないといけましんね…
はぁ、ヤだなぁ。下手したらまた倒れちゃいますよ…?
でもヒナタとのフラグの為ならたとえ火の中水の中草の中(ry、あの娘のスk、え?
それ以上はやばい?版権?著作権?
なにを言ってるんですか?ここに転生した時点で著作権なんてあってないようなものじゃないですか!HAHAHA!
・・・っとすいませんでした
なぜか急にこんなことをいう様に脳内会議で決まったんですよ
ちょっと疲れてるんですかね?今日は早めに寝ることにしましょうか
さてこれからはひたすら輪廻眼の習熟にあてることにしましょう
まずは何からしようかなぁ?
こ、これは・・・頼んだ自分で言うのもあれですがチートすぎますね・・・
いや、だって試しに輪廻眼のまま影分身したら分身の数だけ視覚共有ができちゃうんですよ
これを戦闘前にしておけば理想論ですが視覚は俺にとってはなくなっちゃいますね
まぁこの視覚共有をあてにしてたんで、別に困ったりはしないですが
でも視覚共有ってメチャクチャ疲れますね
前世で習得してた並列思考がなかったら正直厳しかったですね
あ、並列思考っていうのは脳の中で違うことを複数することです
イメージするならぷよぷよの2人での対戦モードを1人で両方とも操作する、、、とかかな?
これがないと複数の視点から見える映像を自分の脳がまとめて一気に処理しようとして頭痛がするんですよ
さて輪廻眼の方は一段落したしあとは捕縛用の術でも開発しますかね
え?チートなんだから体術とか戦闘系の忍術でも大丈夫だろって?
いやいや馬鹿なこと言っちゃダメですよ?
俺が貰ったチートはあくまでも写輪眼と輪廻眼にあとはチャクラ量だけです!
身体強化なんてないんですからね?
しかも前世の記憶では相手は雲の忍頭ですよ?
戦闘経験の差が出るにきまってるじゃないですか
だから基本は捕獲用の忍術で動けないようにしてから里につきだすつもりです
それにもしケガとかしてそれがもとで死んだり忍者生命が終わったらいやですしね
チートな能力ですが基本的な体のスペックは修行しないと一般人と同じですからね
正直ラカンさんの体でも一緒にもらっておくべきでしたか
いや、でももし体の色まであの色だと母さんが困りますよね
だって一族が今までずっと普通だったのにいきなり浅黒い肌の子が産まれたら速攻で母さんが浮気を疑われますよね・・・
うん、普通で良かった!
とまぁしょうもないことを考えながら修行していましたがついに雲の国の忍頭が条約の調停にやってきました
死ぬ気で修行したおかげで輪廻眼の習熟と新術開発は一応合格ラインに到達できました
やっぱり停戦はみんな嬉しいんですね
原作では気づきませんでしたがどこからか現れたのか知りませんが的屋さんたちが焼きそばやたこ焼きを売ってます・・・
っていうかパレートしているすぐそばに屋台があるってシュールすぎて笑えないですね
しかも周りの人たちの楽しみ様をみるにこれがこの国では普通のようですね…
「ねぇねぇセンス。次はリンゴ飴たべよ?」
「え?父さんや母さんはいないの?俺はお金持ってないよ?」
「えっとね、父さんたちが『サスケ1人だけじゃなくてセンスと2人一緒に食べるなら買ってあげるからセンスを呼んできなさい』だってさ」
はぁ、またか・・・
実は前世の記憶に引きずられてか記憶を完全に取り戻した2歳半ごろから急激に大人びちゃったせいで父さんたちが時々心配そうに、というか寂しそうにしてるんですよねぇ
そのせいで事あるごとにサスケをダシにして俺に子供っぽいことをさせようとしたりや甘えさせようとするんですよね
サスケが俺にべったりで俺もサスケのことは疎めないことをうまく利用されていいように甘えさせられてます
まぁ一家団欒とかもスキなんでいいんですがね
「わかったよ、サスケ。じゃあ屋台に一緒に行こうか」
「うん。こっちだよ!」
そう言ってサスケは俺の手を引っ張って走りだしました
それじゃあ血生臭いことになるか分かりませんが夜に備えて今はこのお祭り騒ぎを楽しみますかね
ただやっぱり大人びてみても所詮は子供で周りの大人たちは相変わらず愛玩動物を見るような目でしたが・・・
「はぁはぁ・・・センスくん、なんて可愛いのかしら…大人ぶってるけどちっちゃくてときどき覗かせるあどけなさがもう堪らないわね///食べちゃいたくなっちゃうわ」ハァハァ
…ナニモキコエテナイデスヨ
モノカゲカラアライイキヲシタクレナイサンガイタナンテシリマセンヨ?
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