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八条学園騒動記

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第七百六話 スポーツの施設もその八

「強いので」
「非常に厄介だ」
「左様ですね」
「連合の警官を侮るな」
 決してという言葉だった。
「彼等は優秀だ、個々も優れているが」
「組織力ですね」
「それがある、警察最大の武器はな」
 それはというと。
「まさにな」
「組織力ですね」
「そしてその組織力がな」
 これがというのだ。
「連合の警察はかなりのものだ、特にだ」
「日本の警察は」
「優れていてな」
 その組織力がというのだ。
「しかもだ」
「強い」
「だからな」
「揉めないことですね」
「こちらが何もしないとな」
 法律に問われる様なことをというのだ。
「警察は何もしない」
「左様ですね」
「そして怪しい外見をしたりだ」
「そうした行動を取る」
 上等兵も言った。
「そうすると、ですね」
「警官は職務質問に来る」
「そうしてきますね」
「そうなるとな」
「やはりですね」
「素性は巧妙に隠しているが」
 それでもというのだ。
「万が一ということもある」
「そこから素性を見破られますね」
「一介の警官でもだ」
「侮れないことですね」
「何かの弾みでばれるものだ」
「そうですね」
 自分達の素性はというのだ、事実工作員は案外何でもない様なことから正体がばれることがあるのだ。
「連合は落ち着いていてです」
「多少治安が悪い場所もあるがな」
「海賊が出たりもして」
「しかしだ」
「平和であることは事実ですね」
「そうだがな」
 それでもというのだ。
「それは何故かというと」
「豊かで犯罪を犯してまでです」
「生きる必要がないしな」
「それに法治が行き届き」
「そしてだ」
「警察も優秀ですね」
「警官一人一人もな」
「だからですね」
「そうだ」
 上等兵に強い声で話した。
「侮ってはならない」
「些細なことからですね」
「素性はばれる」
「そうなりますね」
「侮ってはならない」
「連合という国を」
「相手を侮るとな」
「そこから失敗しますね」
「そうなるものだからな」
 それ故にというのだ。
「我々はな」
「警察にも注意することですね」
「目の前では市民だ」
「善良な」
「そうであることをな」
 まさにというのだ。 
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