| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新オズのリンキティンク

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六幕その七

「陰陽道で何でも解決されるんだよ」
「もう万事解決だよ」
「探しものだって見付けて」
「お天気だって変えられてね」
「式神を沢山出して人手も出せるし」
「本当に凄いんだよ」
「そして私達はその晴明様にお仕えしているのよ」 
 九尾の狐も言ってきました。
「そうしているのよ」
「そうだよね」
「九尾の狐さんもそうしていてね」
「お供の僕達もだよ」
「そうしているんだよ」
「皆晴明さんを慕っていてね」 
 狐はまた言いました。
「そうしているのよ」
「陰陽道は凄い力があります」 
 晴明さんはその奇麗で知的なお声で言いました。
「それ故に私もいつも気を付けています」
「お力をーーみだりにーーですーーね」
 チクタクが答えました。
「使わないーーことーーですーーね」
「はい」
 その通りだというのだ。
「その様に心掛けています」
「左様ーーですーーね」
「魔法と同じ様な力なので」 
 だからだというのです。
「常にです」
「気をつけてーーおられますーーか」
「そうしています」
「晴明様は自制心が凄いんだよ」
 また子狐達が言ってきました。
「ご自身の力がおわかりだからね」
「みだりに使われることはないよ」
「人のお願いを受けてね」
「そのお願いが正しいなら使われる」
「外の世界でもそうされていてね」
「オズの国でもなんだよ」
「そしてオズマ姫からも許可を受けているしね」
 魔法使いも言ってきました。
「仙術や妖術を使う人達と同じで」
「はい、法の許可もです」
 晴明さんは魔法使いにも応えて言います。
「得たうえで」
「陰陽道を使っているね」
「そうしています」
「力があると」
 それならとです、ボボ王子も言いました。
「みだりに使うとよくないからね」
「うむ、自制する心にじゃ」
 自分自身にとです、リンキティンク王も言います。
「法律のコントロールを受けてじゃ」
「使われるべきですね」
「どんな力もみだりに使うとじゃ」
 そうすると、というのです。
「本当にじゃ」
「大変なことになりますね」
「以前のラゲドー氏の様にじゃ」
 この人がノーム王だった頃の様にというのです。
「なってしまうぞ」
「そうですね」
「わしはあの御仁がノーム王だった頃は知らぬが」 
 それでもというのです。
「しかしな」
「それでもですね」
「うむ、それでもな」
 しかしというのです。
「話は聞いておるからな」
「今こうしてですね」
「話せる」
 そうだというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧