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X ーthe another storyー

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第二十四話 未来その一

                第二十四話  未来
 神威はクランプ学園の敷地内にある洋館に入りそこで天の龍の者達それに小鳥と共に暮らす様になった。
「学校は、ですか」
「そのまま通っている」 
 神威は征一狼に答えた。
「そうしている、だがな」
「それでもですか」
「まだアパートはな」
 これはというと。
「そのままだ」
「引き払って」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「ここで暮らすことはな」
「していませんか」
「完全にはな」
「そうなのですね」
「小鳥が落ち着いたらな」
 その時はというのだ。
「封真も戻ったしだ」
「それで、ですね」
「小鳥もな」
「あちらの神社に戻って」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「暮らす様になる」
「元の通りにですね」
「そしてそうなることをな」
「神威君もですね」
「望んでいる」
「そうなのですね」
「小鳥は戦いに巻き込まれるべきじゃない」
 自分達のそれにというのだ。
「天の龍でも地の龍でもないからな」
「だからですね」
「巻き込まれずにな」
 そしてというのだ。
「幸せにだ」
「暮らすべきですね」
「そう思う、だからな」 
 それ故にというのだ。
「目を覚まして起きられる様になったらな」
「神社に帰って」
「普通の生活に戻るべきだ」
「そしてその生活をだね」
 昴流も言ってきた、今神威は天の龍の面々と共に紅茶を飲みつつテーブルを囲んで話をしているのだ。
「君は護るんだね」
「そうする」
 まさにというのだ。
「必ずな」
「そうなんだね」
「そしてだ」
「君の選択もだね」
「そうなる様にすることをな」
「望むね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「心からな」
「では間もなくね」
「俺は選ぶな」
「その時そうなる様な」
 そうしたとだ、昴流は神威に話した。
「君が後悔しない様なね」
「選択をですね」
「することだよ」
「小鳥も封真も護られる」
「そして君も後悔しない」
 神威自身もというのだ。
「そうした選択をだよ」
「することだね」
「そうだよ」 
 まさにというのだ。 
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