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ヘタリア学園

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第千百九十三話  音楽の方が ☆

第千百九十三話  音楽の方が ☆
 プロイセンがオーストリアさんに攻め込んできました。当然ながらオーストリアさんはそれに対してすぐに軍議を開きました。ここまでは自然な流れでした。
「私のシュレージェンがプロイセンによって占領されました!」
 オ^ストリアさんは高らかに言います。
「兵を集め直ちに取り返しに行きますよ!」
「そうです。ではすぐに兵を」
 女帝もそれで賛成です。しかしその他の大臣の人達が心配そうな顔で言ってきました。
「質問です」
「何ですか?」
「やはり私達も戦うことに?三月には音楽祭が」
 まずはここからです。
「聖歌隊のいない生活は発狂してしまいます」
「ピアノがないと生きていけません」
「そうだ、ハイドンを連れて行こう」
「オーケストラを連れて行けないなら参加しません!」
 皆口々に言います。こうしたところは流石オーストリアさんの人達です。そしてオーストリアさん自身も皆の言葉を聞いて頷いて言うのでした。
「そうですね。それでは止めましょう」
「確かにそうですけれど」
 女帝も音楽が大好きです。けれど流石に少し怒って言います。
「駄目です!」
 流石にそれは止められてしまいました。かくしてオーストリアさんも出陣することになりました。果たして戦争はどうなるのでしょうか。


第千百九十三話   完


                                       2010・1・25
 
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