新オズのリンキティンク
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第三幕その三
「わしはな」
「そうなんですね」
「そしてな」
そのうえでというのです。
「わしはじゃ」
「楽しまれていますか」
「そうなのじゃよ」
そのビールを飲みながら笑顔でお話します。
「わしはな」
「そうですか」
「そしてな」
さらにお話します。
「他のお酒も飲むぞ」
「どのお酒かしら」
アン王女はお好み焼きを食べつつ尋ねました、食べているのは海老玉でそちらも心から楽しんでいます。
「それで」
「何でもじゃ」
「あら、そうなの」
「ワインも飲むしウイスキーもな」
このお酒もというのです。
「ライチ酒にバーボンもな」
「飲むのね」
「そして日本酒もな」
こちらのお酒もというのです。
「好きでな」
「よく飲むの」
「子供用のな」
アルコールが入っていないけれど酔えるそれをというのです。
「勿論シードルもじゃ」
「飲んでいるの」
「うむ、そのお酒もじゃ」
「あれはいいよね」
シードルと聞いてです、アン王女は笑顔で応えました。
「私の国名産はね」
「林檎じゃな」
「シードルは林檎から作るから」
それでというのです。
「よく飲むし」
「シードルが好きだとか」
「嬉しいわ」
「そうなのじゃな」
「モジャボロさんも好きだけれど」
林檎が大好きなこの人もというのです。
「私もね」
「シードルは好きでか」
「国の名産でもあるの」
そうだというのです。
「だから飲む機会があったら」
「その時はか」
「一緒にね」
「うむ、そうしようぞ」
「それじゃあね」
笑顔でこうしたお話をしてです。
リンキティンク王は焼きそばも食べて言いました。
「お好み焼きもよいが」
「焼きそばもいいですよね」
「美味しいですよね」
「それじゃあですね」
「お好み焼きやモダン焼きも食べて」
「ビールも飲んで」
「こちらも食べるぞ、ソースのこの味がじゃ」
これがというのです。
「またよいのう」
「そうですよね」
「お好み焼きにもそうですが」
「マヨネーズもかけて」
「あと紅生姜や青海苔もですね」
「鰹節も欠かせないです」
「そうして食べてな」
そのうえでというのです。
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