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ようこそボンゴレⅩ世。実力至上主義の教室へ

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Ⅹ世、Otto talenti を集める。

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ようこそボンゴレⅩ世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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Ⅹ世、Otto talenti を集める。

 

 —— 1日目、夜。Dクラス拠点 ——

 

 夜の点呼に来た茶柱先生から、衝撃の報告が入った。

 

「高円寺が体調不良でリタイアした。よって、Dクラスはー30ポイントとなる」

 

 高円寺君が体調不良でリタイア?

 あんなに元気だったのに、そんな訳はない。きっと仮病を使ったのだろう。

 

 クラスメイト達も同じ事を考えているようで、皆口々に文句を言っていた。

 

「……これで、備品購入に使った分と合わすと今日だけで100ポイント近く使ったことになるね」

 

 平田君がそう呟いた。

 高円寺君に文句を言ったりはしないけど、やっぱりポイントが減るのは看過できないらしい。

 

 高円寺君への不満が募っているおかげか、Cクラスの伊吹さんについてはうやむやになり、Dクラス拠点に匿うという事になった。

 

 まぁ平田君と桔梗ちゃんがいいって言ってるから反対する人は少ない。

 それに、伊吹さんは顔にアザをつけている。

 ここに来る前に誰かに殴られたって事だ。

 

 他クラスに暴力を振るえば即刻リタイアだから、きっとCクラスの誰かに殴られたんだろう。

 

(……まぁ、龍園君って男子だろうな)

 

 Cクラスを支配しているという龍園君。

 彼なら同じクラスの生徒にも躊躇なく暴力を振るう事はすでに体験済みだ。

 

 それもあって、皆伊吹さんに同情的になっているのだろう。

 

 結局、その日は皆高円寺君に憤りを感じたまま眠りについた……

 

 

 —— 2日目、深夜2時。森のどこか ——

 

 全ての生徒が寝静まっている深夜2時。

 

 裏マフィアランドにある森、そのとある場所に9名の男女が集った。

 

 

 ——ざっ。

 

「……集まってくれてありがとう、皆」

「……へへ、なんかワクワクするよな〜、深夜の会合ってさ」

「バカ! 真面目にやれよ山本!」

「……獄寺君、声が大きい。誰か起きてくるかもしれないよ」

 

 そこに集まっているのは、ボンゴレⅩ世こと俺、沢田綱吉。および姉妹校の成績優秀者、Otto talenti の8名だ。

 

 全員が揃った後、獄寺君が俺に向かって跪いた。

 それに倣い、他の7名も跪いていく。

 

「……10代目。Otto talenti の全員があなたの前に集合致しました」

 

 そう言うと、獄寺君は立ち上がり再び口を開く。

 

「Otto talenti 第一席、獄寺隼人です」

 

 獄寺君がそう言った後、山本とクロームも立ち上がった。

 

「同じく第二席、山本武」

「……第三席。クローム髑髏」

 

 そして、他の6名も順々に立ち上がっていく。その中で最初に口を開いたのは、薄紫色の長い髪をたなびかせる女子だった。

 

「同じく第四席、ビアンカ・セラート。お会いできて光栄ですわ。ボス」

 

 ビアンカさんは、令嬢の様にうやうやしく一礼した。

 

 続いて口を開いたのは、茶髪で長身の男子だ。

 

「同じく第五席、ドナート・マッキナ。……お初にお目にかかります、ボス」

 

 ドナート君はニコッと笑って頭を下げた。愛想がいい人みたいだ。

 

 次に、キリッとした男子が口を開いた。

 

「同じく第六席、レオナルド・サベーレ。……ボス、席次は気にしない下さい。すぐに上の席次に上がるので、その度に覚えて頂くのは申し訳ないですから」

『……』

 

 自信満々にそう言い放つレオナルド君。

 他の7名がギロっと睨みつけているのも構わずドヤ顔をしている。

 

(……少し癖の強い人らしいな)

 

 続いて……あの、なんというか、すごいスタイルが良いと言いますか、桔梗ちゃんがもう少し背が伸びて全体的に細マッチョになった感じ?

 

 簡単に言えばすごいスタイルのいい金髪の女子が口を開いた。

 

「同じく第七席、アルロ・ゼローニ! ボス、あたしはこの身をあなたに捧げると誓っている! なんでも命令して下さい!」

 

 アルロさんはそう言いながら俺の手を掴んで握手してきた。 

 フレンドリーな子だなぁ……

 

 そんなアルロさんに向かってビアンカさんが注意をした。

 

「……アルロ、ボスに向かって失礼ですよ?」

「もう! ビアンカは硬すぎるんだよ! ねぇ〜ボス?」

「あはは……俺は気にしないからいいよ、ビアンカさん。……あと、獄寺君も睨まない」

「……ボスがそうおっしゃるのでしたら、わかりましたわ」

「くっ! 10代目の手を、初対面で握るなんて……」

「獄寺君は初対面でダイナマイト投げつけてきたよね……」

「! そ、それは忘れて下さい!」

 

 獄寺君が恥ずかしそうにしている中、クロームが何かを考える素振りをみせ、そのまま話に加わってきた。

 

「……私、ボスの頬にキスしたよね」

『!?』

「ちょ! クローム!?」

「おお! 確かにそうだったよなぁ〜」

「もう、山本まで思い出さなくていいよ!」

 

 暴走する獄寺君と山本、そして女子2名を宥め、最後の1人に目を向ける。

 最後の1人は、小柄で青い髪の女の子だ。

 

 ……なんだろう。なんか独特の雰囲気があるな。

 

「同じく第八席、カルメン・セグレート。ボス、私は貴方の影。貴方の命令を迅速に誰にも悟られずに実行するモニョ……あっ、噛んじゃった///」

『……』

 

 全員の視線がカルメンさんに集中する。それに伴い彼女の顔も真っ赤になっていく。

 

 あ、あれだよね? 噛んだのが恥ずかしいんだよね?

 なんかすごい重厚な雰囲気になってるし、それに合わせようとして失敗しちゃったのかな?

 

「……」

「あ、あの。カルメンさん?」

「! は、はいぃ!?」

「そ、そんなにかしこまらなくていいんだよ?」

「! ふみゅうぅぅぅ/// 」

 

 余計な一言だったのか、カルメンさんは湯気が出そうなほどに、更に顔を赤くした。

 

 その様子を見て、アルロさんが爆笑する。

 

「あっはっは! カルメン、無理して背伸びするからだよぉ〜」

「……アルロ、声が大きい。誰かに聞かれたいの?」

 

 大声で笑うアルロさんにクロームが注意する。しかし、アルロさんは心配無用と言いたげに言い返した。

 

「クローム様が幻術かけてるんだから、気付かれもしないし声も聞かれる事はないじゃないですか〜」

 

 ……なんでアルロさんはクロームの事を様を付けて呼ぶんだろう。

 

 そんな事を考えていたら、ドナート君が声をかけて来た。

 

「ボスの守護者は次世代のボンゴレ幹部です。なので様を付けて呼ぶ者がほとんどなのですよ」

「! そういうことか」

 

 クロームは骸の代理だけど、守護者と同等の存在だもんな。

 

 ドナート君の話に納得していると、ビアンカさんがため息まじりに口を開いた。

 

「はぁ……全く気にしてない者もいますけどね」

「〜♪」

 

 そう言いながら、ドヤ顔しながら髪を整えているレオナルド君を睨んだ。

 

(なんか高円寺君みたいな人だな)

 

「ボス、ボスが私達に敬称をつける必要はありませんわ。どうぞ呼び捨てでお呼びください」

 

 ビアンカさん……ビアンカのその言葉に全員が頷いた。

 獄寺君だけ回数が多いのが気になるけど仕方ない、言われた通り呼び捨てで呼ぶ事にしよう。

 

「分かったよ。あ、獄寺君は今まで通りね?」

「なぜっ!?」

「……特別待遇……だから?」

「なっ! ……それならば仕方ないですね!」

 

 なんとかごまかす事に成功した。

 

 俺の中では獄寺君を呼び捨てにするのには抵抗感がある。

 

 なんでだろう? 

 いつか呼び捨て、もしくは名前で呼んであげられる日が来るんだろうか。

 

 

「……うううう〜」

 

 まだ顔を赤くして恥ずかしがっているカルメン。

 俺はゆっくりと近づいて、彼女の肩に手を置いた。

 

「! ……ボ、ボス?」

「カルメン、自分の好きなように振る舞っていいよ。俺は特に気にしないから、自分の好きな自分でいればいいよ」

「! は、はいっ! ボス!」

 

 カルメンは目を輝かせて立ち上がった。

 どうやら立ち直ったらしい。

 

「コホン……もう一度やり直します」

 

 そう言うと、カルメンは再び跪くとこからスタートし始めた。

 

「同じく第八席、カルメン・セグレート。ボス、私は貴方の影。貴方の命令を迅速に誰にも悟られずに実行する忍びの者。どうぞよろしくお願いします……」

(……そっちの自分が好きなんかい!)

 

 今度は噛まずにセリフを言い切ったカルメン。

 満足げな顔の彼女を見ながら心の中で突っ込んでいると、アルロが耳打ちしてきた。

 

(カルメンはジャッポーネのニンジャが大好きなの! それで漫画とかアニメで見た忍びの者にあこがれてるんだけど、身体能力以外は基本ポンコツだから暖かく見守ってあげて?)

(わ、わかったよ……)

 

 なんやかんやあったけど、これで全員と話すことができた。

 次はこの集まりの本題に入ろう。

 

「おほん! じゃあそろそろ本題に入ろうか」

 

 俺がそう言うと、全員が真剣な表情に切り替わった。

 

(切替はやいなぁ〜)

 

「じゃあ、各クラスの動向を報告してくれる?」

 

 俺の質問に最初に答えるのはドナートだ。

 

「はい。Aクラスは洞窟を拠点として決め、今日1日で生活するスペースを作り上げました」

「そっか……Bクラスは?」

 

 続いて、山本が答えてくれる。

 

「Bクラスは山の中にある井戸が設置されたスポットを拠点としたぜ。一応テントとかは設置したけど、快適に暮らせるように明日もいろいろ作業する予定だ」

「……なるほど、一之瀬さんの指示かな?」

「ああ。Bクラスはその一之瀬の元で動いている。でも皆すごく楽しそうだし、信頼関係の元に出来上がっている関係らしいな」

「うん。Bクラスは一之瀬さんを中心に団結しているね」

 

 続いてCクラス。Cクラスについてはカルメンさんが答えてくれた。

 

「Cクラスは……初日で全てのポイントを使い切りました」

「……え?」

 

 信じられない。初日でポイントを使い切る?

 試験を放棄したのか?

 

「な、なんで!?」

「……なんと、明日の夕方まではポイントで豪遊し、明日の夜には全員でリタイアする計画だそうで」

「……まじか」

 

 カルメンの話が事実なら、Cクラスは試験を放棄した事になる。

 それも、CPを増やせる良い機会でもあるこの特別試験をだ。

 

 ……そんな事するか? わざと殴らせて須藤君を退学させようとまでしたあの龍園君がだぞ。

 

(……いや、絶対おかしい。きっと何か裏があるんだ)

 

 そう考えた俺は、レオナルドに声をかける。

 

「レオナルド、君は周囲の観察が得意だろ? 龍園君が1人でどこかに行ったのを見てない?」

 

 俺がそう聞くと、レオナルドはニヤリと笑いながら口を開いた。

 

「さすがはボスだ。その通りさ。試験が始まってすぐ、龍園とかいう男が1人で森の中に入っていったよ?」

「……やっぱりか。じゃあ、AとBのどっちかで1人で森の中に行った人はいなかった?」

 

 今度はAクラスとBクラスに4人に質問すると、カルロが挙手した。

 

「はい! 洞窟に移動した後、Aクラスの葛城という男子が無線機を持って1人で森の中に入っていったよ!」

「……そっか」

 

 と言う事は、葛城君と龍園君が会っていた可能性があるな。

 無線機で集合場所を決めたのかもしれない。

 

 その時にどんな会話をしたのかが分かれば、龍園君の策略が暴けそうだ。

 

「……じゃあさ。葛城君が拠点に帰った時に何か変わった所はなかった?」

「ん〜。特に変わってなかったかな?」

 

 そう言って首を傾げるアルロ。

 そんな彼女にドナートが助け船を出した。

 

「何を言っているアルロ。葛城は一枚の紙をポケットに忍ばせていたろう。そしてその紙を自身のナップザックにしまっていたではないか」

「あっ!? そうだったそうだった!」

 

 思い出したのかポンっと手を叩くアルロ。

 

「……一枚の紙か」

「ボス、もう一つおかしな点があります」

「え?」

 

 ドナートはまだ何か報告する事があるようだ。

 俺は彼に話の続きを促す。

 

「おかしな点って?」

「はい。先程も言ったように、Aクラスは洞窟内で快適に暮らせる拠点を作り上げたのですが、Aクラスが初日に使ったポイントは0なのです」

「は? 0!?」

「はい、0です」

「いやいや、ポイントなしでどうやって快適な拠点を作るんだよ?」

「それが……」

 

 ドナートは口を濁しながらCクラスの2人を見た。

 

「葛城が帰還後に、他のクラスの男子生徒何名かが、備品を運び入れに洞窟を訪れたのです」

「他クラスの男子が備品を!? ……どのクラス?」

「Aクラスの男子が、『Cクラスの奴ら』って話をしているのを聞きました。なのでCクラスだと思われます」

「そっか……」

 

 ポイントを使ってないのに備品を持っているAクラス。

 反対にポイントを全部使い切ったCクラス。

 

 考えてみたら、そう簡単に300ポイントを使い切れるか? 

 1クラスで豪遊するにしても、3日くらいは持つんじゃないかな。

 

 でも、もしポイントで他クラスの備品を買っていたとしたら……

 1日で使い切ってもおかしくないんじゃないか?

 

 つまり、AクラスはCクラスのポイントで備品を揃えたんだ。

 

 ……見返りはなんだ?

 いくらリタイアするからって、無償でポイントを他クラスの為に使うかな?

 いや、使わないだろう。

 全てを使ってバカンスを満喫した方がいいに決まってるよ。

 

 きっとCクラス、いや龍園君にも旨味があるんだ。

 それを見つければ、CクラスとAクラスの考えている事が分かるはずだ。

 

「……」

「……10代目?」

 

 俺は思考しながらOtto talenti のメンバーを見回す。

 

(これまでに手に入れた情報と、Otto talenti の特徴を踏まえると……!)

 

 俺は1つの作戦を思いつき、レオナルドに話しかけた。

 

「レオナルド、Cクラスも無線機って買ってた?」

「ん? ああ、3台買っていましたよ」

「そっか……じゃあアルロ!」

「はいっ!」

「この試験で使える無線機ってどういうタイプ?」

「無線機ごとに割り振られたチャンネルに合わせると、そのチャンネルの相手と通話できるタイプだね、あ、でも通信傍受できないように少しカスタムしてあるみたい」

「そっか、無線機を更にカスタムすることは出来る?」

「うん! 出来るよ!」

「そっか。じゃあさ、他の無線機での通信を傍受できるようにカスタムできる?」

「! もちろんだよ! それなら腕時計でも出来るね!」

「え? 本当?」

「うん! あたし達の腕時計には通信機能が付いているでしょ? その機能をちょいといじればできるはずだよ。あ、でもそうなるとドナートの力も借りないとだね」

 

 カルロがドナートの方を見た。

 俺からもお願いをしよう。

 

「ドナート、どう?」

「わかりました。すでに腕時計の解析は済んでますし、Aクラスの拠点には工具もいくつかありましたから、すぐにできるでしょう」

「すごいね、いつの間に解析したの?」

「昼の間暇だったので」

「そ、そっか」

 

 とりあえず、考えついた作戦は実行できそうだな。

 後は何か話しておきたい事は……

 

「あ、そういえばさ。Dクラスの拠点にCクラスの伊吹さんがいるんだけど、何かあった?」

「お、そういえばBクラスの拠点にも金田って言うCクラスの奴がいるぜ?」

「そうなの?」

「おお、なんかCクラスを追い出されたとかでさ、可哀想だからって一ノ瀬が受け入れてたぜ」

「……その金田って人、怪我してなかった?」

「ん? あ〜、確かに顔にアザできてたな」

 

 顔のアザ、Cクラスの生徒。伊吹さんと全く同じだ。

 

 同じタイミングでCクラスの生徒が他クラスに入り込んだなんて……偶然にしては出来すぎてるよな。

 

「その2名なら、龍園に呼び出されて森の中に連れて行かれて、そのまま戻って来なかったよ?」

 

 レオナルドが会話に加わってくる。

 

 2人とも龍園君に呼び出されて、そのまま戻らなかった。

 これはもう、何かない方がおかしいよ。

 きっと目的があって2人はBとDクラスに近づいたんだ。

 

 俺は山本に声をかけた。

 

「……山本、その金田君の事を見張ってもらえる?」

「わかったぜ」

 

 続いてクロームに声をかける。

 

「クローム、伊吹さんの事を見張って欲しい」

「……わかった」

 

(……そうだ、ついでに)

 

 クロームから獄寺君に視線を移す。

 そして獄寺君に声をかけた。

 

「獄寺君、君には綾小路君の事を見張っていてほしい」

「綾小路ですか? 分かりました!」

 

(綾小路君がどんな動きをするのか注意しとかないと、出遅れるかもしれないからな)

 

 とりあえず明日の行動方針は決まった。それを皆と再確認しよう。

 

「じゃあ明日は、ドナートとアルロは無線機のカスタム。山本は金田君の見張り。ビアンカは今日と同じでBクラス全体の様子を見ててほしい。レオナルドとカルメンの2人はCクラス全体の動きを見てて。そして獄寺君は綾小路君の見張り。クロームは伊吹さんの見張りという事でいいかな」

『はい!』

 

 俺の指示を受けたOtto talenti のメンバー達は、深々とお辞儀をして、それぞれのクラスの拠点へと帰っていった……

 



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