| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第一話 集うライダー達その八

「わかっているわ」
「仮面ライダーのこともか」
「全て」
「知っているわ。そしてね」
 女はファイズと戦いながらだ。そのライダー達に話してきた。
「私とこれ以上戦いたければ」
「どうしろというんですか?」
 仮面ライダーキバが女に尋ねた。
「そうしたければ」
「私達の世界に来ることね」
 悠然と笑ってだ。女はライダー達にこう告げてみせた。
「そちらにね」
「御前達の世界にか」
 仮面ライダーイクサが女の言葉に対して返した。彼はライジングモードになりそのうえで魔獣達と戦っている。
「来いというのか」
「そうよ。来ることね」
 悠然と笑ったままだ。女はライダー達にまた言う。
「そうすることね」
「それは誘いだな」 
 仮面ライダーサガ、登が言った。
「そう思っていいな」
「ええ、そうよ」 
 その通りだとだ。女も悪びれずに返す。
 そのうえでだ。ファイズ達を見て言うのだった。
「さて、今から来るわね」
「その通りだ」
「ここで決めさせてもらう」
 彼女の左右にそれぞれついたカイザとデルタが答える。
「この状況ならだ」
「倒せない筈がない」
「確かにね。このままだとね」
 女も彼等を目だけで見回しながら返す。
「危ういわね」
「だから言ってるだろ」
 ファイズがさらに攻撃を仕掛けながら女に言う。
「御前はここで倒す」
「敵は少しでも少ない方がいい」
「どうせ御前以外にもいるんだからな」
「話を聞きたいとは思わないのね」
 女はファイズのその攻撃を己の剣で受け止めながら三人に返した。既にjカイザとデルタも攻撃に入っている。今まさに三人の同時攻撃がはじまろうとしていた。
 その中でだ。女は言うのだった。
「私達の世界のことを」
「生憎な。そんなつもりはないからな」
 ファイズが女に対して返す。
「どうせこれ以上話すつもりはないんだろう」
「確かに。それはその通りよ」
「それに御前がこっちの世界に来られるんならな」
 そこからだ。ファイズも察したのだ。
「俺達も御前の世界に来られるな」
「この魔獣達だったな」
「この連中のいる世界にも」
「その通りよ。貴方達仮面ライダーは」
 女は平然としてだ。彼等に話してみせる。
「私達の世界にも来られるから」
「そういうことだな。それならな」
「ここでだ」
「倒させてもらう」
 三人同時に言ってだ。そのうえでだ。
 カイザがだ。二人に言った。
「あれで決めるぞ」
「あれでか」
「一気になんだな」
「この女にはあれしかないだろうからな」
 それでだ。ファイズとデルタに話してだ。そうしてだった。
 三人のライダー達は同時にだった。
 それぞれのポインターでだ。ロックオンした。
 赤、黄、そして青の三つの光の円錐が女に突き刺さる。それでだった。
 三人同時に跳びだ。蹴りを浴びせにかかってきた。
「面白い攻撃ね」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!」
 叫び声を挙げながらだ。攻撃を浴びせる。しかしだ。
 女はそれを受けはしなかった。微笑んでからだ。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧