耳が聞こえない犬達
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第一章
耳が聞こえない犬達
ニューヨークで犬達の保護施設を運営しているエリ=フランク茶色のやや長い髪の毛をポニーテオルにしちいる明るい感じの青の目の若々しい彼女は。
家にいる白い垂れ耳の大きな四十五キロはある雌犬のジャスミンを友人のリンジー=ケリー一家で街で喫茶店を営んでいるブロンドをショートにした黒い目の丸い顔の彼女に言った。
「この娘実はね」
「あっ、耳が聞こえないのね」
「そうなの」
「うちの子と同じで」
「それでね」
リンジーにさらに話した。
「この娘大きいけれどやんちゃで」
「色々困ってたのね」
「どうしたら言うことを伝えられるかね」
耳が聞こえない彼女にというのだ。
「考えたけれど」
「ええ、そこはね」
「人間に対するのと同じ様にしようってね」
その様にというのだ。
「思って」
「手話やジェスチャーでなのね」
「伝える様にしたの」
「何をしていいか駄目か」
「それで伝えたらね」
その手話やジェスチャーでというのだ。
「わかってくれたわ」
「それは何よりね」
「それでね」
「ワン」
「ワンワン」
「ワフッ」
ここで白い垂れ耳の雌犬がもう一匹来て茶色の垂れ耳の雄犬も来た、ジャスミンは二匹が来ると立った。
彼等と仲良く遊びだした、エリはリンジーと共に彼等を見つつあらためて話した。
「こうしてね」
「前から貴女の家族になっている子達とはなのね」
「仲良しなの、犬同士ならね」
それならというのだ。
「耳が聴こえなくてもね」
「お互いわかるのね」
「そうみたいね、それで旅行の時もね」
その時もというのだ。
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