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ヘタリア学園

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第千百四十六話  皆の状況は

第千百四十六話  皆の状況は
「全くよお」
「一体何を怒ってるんだ?」
 ドイツが頭にヒヨコを乗せたまま怒っているプロイセンに対して問い返しています。
「今年のクリスマスは何なんだよ」
「何かおかしいところがあるか?」
「何でオーストリアの奴とかハンガリーまでいるんだよ」
 彼はそれで怒っているのです。相変わらずこの二人とは仲が悪いです。
「ベルギーとかオランダはいねえのかよ」
「あの二人はあの二人でやっている」
 ドイツが怒る彼に述べます。
「だから今ここにはいない」
「ちぇっ、あの二人とかイタちゃん達でも呼べばよかったんだよ」
 彼はここでもイタリアです。やっぱりイタリアが好きなのです。
「それで皆で楽しくな」
「それか日本だな」
「日本もいないのか?あいつだってな」
「あいつはあいつでややこしいことになっている」
 だから無理だというのです。
「韓国と台湾が日本の家に押し掛けてだ。動けなくなっている」
「あの二人は何時でも日本のところにいるよな」
「それで来られない。だから俺達ドイツ系とハンガリーだけだ」
「ちっ、何か寝覚めの悪そうなクリスマスだぜ」
 こう不平を言うプロイセンでした。けれど何だかんだで勢いよく飲み食いはしているのでした。結局彼も楽しんでいるのでありました。


第千百四十六話   完


                                        2010・1・1
 
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