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ヘタリア学園

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第千百四十三話  ラトビアも皆で

第千百四十三話  ラトビアも皆で
 フランスに連れて行かれたラトビアですがその先は。ポーランドのお家でした。家の外は何だかんだと言ってもまだピンクには塗られていません。
「あれ、ポーランドのお家なんですね」
「ああ、そこで楽しくやれよ」
 フランスが笑って後ろにいる彼に対して言います。
「充分にな」
「そうですか。それじゃあ」
「一人のクリスマスなんて面白くとも何ともないぜ」
 フランスはこうも言いました。
「だからな。楽しく過ごせよ、いいな」
「はい、すいません」
「礼はいいぜ。後はな」
「他にも何もあるんですか?」
「だからクリスマスだぜ」
 彼が言うのはこのことでした。とにかく今日はクリスマスなのだというのです。そう、クリスマスといえば何なのか、それはもう言うまでもありません。
「あいつの家に着いたらやるからな」
「そうですか」
「楽しみにしてろよ」
 また後ろにいるラトビアに対して言いました。
「いいな、クリスマスだからな」
「はい、それじゃあ」
 そんな話をしながらポーランドのお家に着きました。ラトビアの一人だけのクリスマスは終わったのです。


第千百四十三話   完


                                         2009・12・31 
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