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X ーthe another storyー

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第十三話 母親その十四

「尚更よ」
「戦いの後はか」
「同じ大学に進んで」
「そちらでもか」
「一緒に過ごそう」
「それがいいな、ならな」
「うん、考えてね」 
 まさにと言うのだった。
「これからも」
「三人で暮らしていくことをか」
「そのことをね」
「そうしていく」
「俺も同じだ」
 封真は優しい微笑みで言ってきた。
「お前と。そして小鳥とだ」
「三人でか」
「ずっと生きていきたい」
「そう考えているか」
「ああ、どうなってもな」
「そうか」
「そうしたい、何があってもな」
 こう神威に話した。
「こうして一緒にだ」
「食事もか」
「していきたい」
 鍋の中の豆腐を取って食べてから話した。
「何があってもな」
「そうか、なら俺はだ」
 神威は意を決した顔になって話した。
「お前と小鳥を護る」
「そうしたいか」
「その選択をする」
 こう言うのだった。
「何があってもな」
「そう出来る選択をか」
「したい」
 こう言うのだった。
「是非な」
「ならその選択をすることだ」
「俺はだな」
「ああ、お前なら小鳥を護れる」 
 絶対にと言うのだった。
「それが出来る」
「俺ならか」
「俺がいない時もな」
 その時もというのだ。
「出来る」
「そうなのか」
「間違いなくな、だからな」 
 それでというのだ。
「お前の選択なら俺は納得する」
「どちらでもか」
「小鳥を頼むぞ」
「お前はいいのか」
「俺か。俺は逆にだ」
 神威に微笑みを見せて話した。
「小鳥そしてお前をだ」
「護るか」
「お互いを護っていいと思わないか」
「一方が護るだけでなくてか」
「ああ、お互いにな」
 相手をというのだ。
「そうしてもな」
「いいか」
「そうじゃないか」
「言われてみればな」
 確かにとだ、神威も頷いた。
「それでもいいな」
「そうだな」
「ならな」
「ああ、お互いを護ってな」
「小鳥もな」
「そうしていこう、小鳥は心臓が弱かったからな」
 それでというのだ。
「俺達がだ」
「護ることだな」
「大丈夫よ、私はもう心臓がよくなったから」
 だが、だった。 
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