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東方六神伝

作者:
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第六話 参 ヘリの幻想入り

ヘリ
みんなおとなしく座っていたあの騒ぎそうな剛でさえエチケット袋を握りしめ静かに震えていた
紳功「・・・おい ヴァン? お前ヘリで暇を潰すためって言っていただろ?何持ってきたんだ?」
ヴァン「そんなことよりお前らに小突かれたところがめっちゃくちゃ痛い」
紳功「自業自得だろう?」
そっけない態度だ まるで巨人が負けた次の日のようなテンションに近い
イアン「紳功・・・これ」
手に持っているのは人生ゲームかなり古いタイプだ
ライト「・・・暇なんですね?」

一時間後

ライト「 1、2、3、4、結婚式でブーケが当たり病院行き・・・って何ですかこれ?ブーケ何キロあったんですか!?」
紳功「さぁな気にしたら負けなんだとさ」
幸いにも自動操縦で三人でできたらしい
イアンが結婚式のマスにあて盛り上がっているところ紫が隙間から顔を出した

紫「あら?まだそんなところをさまよっていたの?」
ライト「次元を移動中なんです・・・それよりそのスキマってこのヘリごと入れられますか?」
紫「えぇ 可能よ 」
紳功「じゃあさっきからそうすれば良かったんじゃないか?」
紫は少し考えてるようだ少し悩むと扇子を取り出しイアンに向けた
紫「あなた? 魔法使いらしいわね?その魔力を利用してならいけるわ」
イアン「 わかった」
二人で裏口を合わせているようだ
紫「それじゃあ いくわよ」
ヘリの前にひときわでかいスキマが開いたがこれじゃあ絶対入らないそこでイアンが魔法を唱えた
「ミニマム」
ヘリは徐々に小さくなっていったやがてスキマにスッポリ入る大きさになっていた
剛「すげー!! 考えたな」
やがてスキマの空間が終わり別世界に飛び出した
紫「ここが幻想郷よ 後は科学者さんが行き先を教えてくれるわよ」
ライト「ご心配なく博麗神社でしたっけ? 」
操縦席から振り返ると紫の姿はどこにもなかった
ライト「転移装置か?」
そこでヴァンはあることに気づいた「白純がいない!!糞!!さらわれたー!!」

博麗神社

とある巫女が庭を掃除しておりました掃いても落ち葉がどんどん落ちてきました
霊夢「少しはましになったわね・・・」
早くコタツに入ってお茶を啜りたいところしかし巫女には忙しさが付き物 どっかから風を切る音が聞こえるとすぐさま
立ち位置を変えもといた場所を見ていると 箒に乗った女の子が落ち葉を降らす木に激突した
激突したと言うより衝突かは知らないが落ち葉がどっと降ってきたのは間違いない
霊夢「魔理沙!!こんなに散らかしたんだから責任をとってもらうわよ?」
魔理沙と呼ばれる少女は服の土を落とし悪びれもなく言った
魔理沙「霊夢が避けたからぶつかったんだぜ!?」
霊夢は呆れてものも言えないようだ
魔理沙「そんなことより早くコタツに入ってお茶を飲もうぜ ここにいると寒くて死んじゃうぜ!!」
霊夢「あんたは早く庭を掃除しなさい!!」

暫くしてブツブツ言う魔理沙が落ち葉をすべて片付けた
魔理沙「や・・・やっと終わったぜ・・・」
霊夢「ご苦労様 はい水」一杯の水が渡された
魔理沙「お茶がいいぜ!!」
霊夢「ならここの神社に金銭的貢献をすることね」
魔理沙「ケチ!!」
そんなやり取りを見ている少女がいた
妖夢「二人して何やっているんですか?」
霊夢「あら?妖夢じゃないの? 珍しいわね何かご用意?」
妖夢は懐から手紙を取り出し霊夢に渡したそこには達筆で書かれた文字が珍しく横書きで書かれていた
霊夢「これ誰宛なのよ?」
妖夢「わかりません今朝紫様が霊夢さんに渡すようにおっしゃったので渡しに来ました」
魔理沙「開けて見て見てたらどうだ?」
茶封筒の封を開けると三枚の紙が出てきた

一枚目
幻想郷 博麗神社 霊夢殿
今日未明 我が団体がお尋ねになられる事をお知らせします
神崎-H-tsuyoshiより

二枚目
白玉楼 魂魄 妖夢殿
以下同文

三枚目
魔法の森 霧雨 魔理沙殿
以下同文
八雲 紫
霊夢「なによこれ?これだけ」
魔理沙「わからない でも何で住所がわかったんだ?」
妖夢「わかりませんしかし最後の文字文字にはどうやら紫様が関係しているようですね」
霊夢「異変ね・・・」
魔理沙「そんなに簡単に判断して良いのか?」
霊夢「わからないのあの女が絡むと言う事は大抵面倒くさい事よ」
魔理沙は少し納得したようだ
妖夢「あれは何でしょう?」
空には大きな空飛ぶ物体が燃えながらこっちに近いてきた
魔理沙「境内に堕ちるぜ!!」
ずぅぅぅぅん!っと轟音をたて境内に鉄くずが落ちた なかに誰かいるが中々出てこれないようだ

ガダッ 扉が開き中から青年が顔を出した
剛「糞・・・あの三妖精いつか会ったらぼこぼこにしてやる・・・おや?やぁお嬢さんたちここが幻想郷?
僕は疲れた少しお茶が欲しいな」

霊夢「あら?今日は用事を思い出したわ」
いそいそと逃げ出そうとしていた霊夢を妖夢が掴まえた
妖夢「何してるんですか!?早くご挨拶をしないと無礼で·····その必要は有りませんね」
妖夢の視界のさきには刀を構えた青年が二人に近寄って来ていた
妖夢「太刀をしまってください」
紳功「嫌だと言ったら?」
妖夢「あなたと対峙しないと行けません」
白楼剣を鞘から抜き紳功に向けた
紳功「勇ましい事だ しかし俺は一筋縄じゃいかないぜ?」


















 
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