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おぢばにおかえり

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第七十三話 態度が少しその二十二

「それもかなり強い」
「そこも新一君ね」
「嫌いになったら徹底的ですね」
「全く受け付けないわね」
 一度嫌いになったり拒否反応を持つとです。
「全否定ね」
「それが僕の悪い癖性分ですね、ただ嫌う相手は」
 新一君は商店街の中で言いました。
「よく観る様にしています」
「訳もなく嫌わないの?」
「この目で見て」
 そうしてというのです。
「嫌う様にしています」
「だったら長池先輩達も嫌わないで欲しいわ」
 こう言いました。
「そうして欲しいわ」
「あの人達ですか」
「新一君先輩のそうしたところ見てないでしょ」
「そうですね」
「そうよ、今お話したのは長池先輩だけれど」
「高校の校門で待ち伏せして言ったりですね」
「かんろだいの前で罵ったりとかね」
 そうしたお話はです。
「新一君見てないわよね」
「聞いているだけです」
「その目で見ないと嫌わないって言っても」
 それでもです。
「先輩はそうしてるでしょ」
「そうですね」
 新一君もそれはとなりました。
「それはよくないですね」
「無茶苦茶嫌ってるけれどね」
「三人共ですね」
「大嫌いでしょ」
「超嫌いですね」
「もう態度でわかったわ」
 言葉にも出しますし。
「私もね」
「それがよくないですね」
「先輩達のそうした場面見ていないのにそんなことすることはね」
 絶対にです。 
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