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ヘタリア学園

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第千百五話  連合と猫

第千百五話  連合と猫
 日本の手から猫耳は連合の五人とついでに一人にも渡りました。五人はまず会議室でそれぞれの席の前に置かれているその猫耳を見ます。
「これを付ければいいんだよね」
「そうすれば猫耳になれるぞ」
 アメリカがロシアの言葉に答えます。
「そうすればすぐだな」
「何か簡単に猫になれるんだね」
「それはわかったあるが」
 中国も当然その猫耳を見ています。それで言うのでした。
「これを付けるのは何か面白そうな反面怖くもあるな」
「そうか?俺は結構いいと思うぜ」
 フランスはそれを見ても喜んでいるだけです。
「何かよ。愛嬌があってよ」
「俺は猫は好きなんだがな」
 イギリスは少し微妙な顔です。
「どうなんだろうな。これを付けたら妖精とかみたいになるのか?」
「そうじゃないのか?御前の家に一杯いるあれな」
 どうもフランスも時々あの人達が見えるようです。この辺り流石イギリスと長い間付き合っているだけはあります。見事ではあります。
「あれみたいになれるんじゃないか?」
「そう思うと悪くねえか?これも」
「俺は付けてみることにしたぜ」
 まずはフランスが乗りました。猫耳はこうして連合にも広まりました。


第千百五話   完


                                      2009・12・12
 
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