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八条学園騒動記

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第六百八十五話 大食を前面にその二

「青、紫、橙、白、黒ってね」
「色々な唐辛子使ってだね」
「カラフルだから」
 それでというのだ。
「僕達もね」
「色々な色の食材を使ってなんだ」
「そう、そうてね」
 そのうえでというのだ。
「カラフルにね」
「するんだ」
「それいいかも知れないわね」
 メアリーもその話を聞いて言った。
「お野菜でも色々な色のものがあるわね」
「そうだね」
 トムは今度はメアリーに応えた。
「果物でもね」
「カナダ料理ってお野菜は果物は」
「それぞれのオーソドックスな色ばかりだね」
「人参なら赤がかったオレンジね」
「あれだけだね」
「緑や黄色なんて」 
 そうした色の人参達はというのだ。
「使わないでしょ」
「そうだね」
「青い西瓜も食べないし」
 ここで言う青とかコバルトブルーのことである、青と言っても実に色々な青が存在しているのである。
「もう地球にあるもののね」
「言うならオーソドックスのだね」
「そうした色のお野菜や果物しか使わないから」
「だからだね」
「他の国みたいにね」
 連合のというのだ。
「色々な色の食材をね」
「使っていくんだね」
「そうしましょう、色もね」
 料理にはというのだ。
「確かにね」
「目立てるね」
「その重要な要素にね」
 それにというのだ。
「なれるわ」
「そうだね、じゃあね」
 提案者のシッドもそれならと応えた。
「そうしていこう」
「これからはね」
「お野菜や果物それにね」
「ケーキとかスイーツでもだね」
「カラフルに調理して」
 そうしてというのだ。
「目立てる様にしよう」
「それじゃあね」
「あのアメリカのケーキなんて」
 トムはしみじみとして言った。
「連合でも有名だしね」
「そうよね」
 またメアリーが応えた。
「あのカラフルさでね」
「味は変わらなくても」
 他の国のケーキ達とだ。
「カラフルさは凄いから」
「目立ってるわね」
「そうだよね」
「目立つ為には色も大事ね」
 メアリーは腕を組んであらためて言った。
「本当に」
「今そのことがわかったね」
「沢山食べることにね」
 それに加えてというのだ。
「それでね」
「色もだね」
「そうね、考えれば考える程ね」
「色々目立てる要素があるね」
「そうよね」
「何かね」
 トムはこうも言った。 
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