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神々の塔

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第一話 衝撃の後でその七

「僕等はな」
「大谷さんになるんやね」
「あそこまでの人はそうはなれんけどな」
「うち等はなれるね」
「神々の塔を踏破したらな」
 その時はというのだ。
「絶対にな」
「なれるね」
「そやからな」
 それ故にというのだ。
「この度はや」
「あの塔に行って」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「僕等もや」
「踏破するんやね」
「そうするで、ここにおる全員で」 
 十人でというのだ。
「神々の塔に入って」
「頂上までやね」
「行くで」
「神託でそう出てたな」
 中里は腕を組んで述べた。
「そやったな」
「そやで、他の子達もな」
 綾乃は中里にも応えて話した。
「それぞれどうしたらええかな」
「神託を伺ったらやな」
「出ててな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「僕等もやな」
「神々の塔に行って」
「踏破するとやな」
「ええってな」
 綾乃は中里に話した。
「神託にもな」
「出てたな」
「この世界で神託は間違いないで」
 綾乃は中里にこのことも話した。
「ほんまにな」
「そやからやな」
「そや、ここはや」
 まさにというのだ。
「あそこに行くのがね」
「一番やな」
「そやで」 
 こう言い切った。
「そうなるわ」
「ほなな」
「行こうか、あの塔に」
「そうしよな」
「ほな留守の間はや」 
 リーも言ってきた。
「太宰達に任せるな」
「そうなるで」
「やっぱり政はな」
「あの子がな」
 まさにと言うのだった。
「うち等の中で一番やさかい」
「枢軸との戦の間でも留守を守ってたし」
「それでな」
「この度もやな」
「そや、守ってもらって」
 留守をというのだ。
「政をやってもらうわ」
「そやな、ほなな」
「太宰君にお話して」
 そうしてとだ、綾乃はリーに話した。
「留守を守ってもらって」
「そのうえでやな」
「神々の塔に挑むで」
「そうしよな」
「そうしたらな」 
 綾乃はさらに話した。 
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