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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十九話 強敵達に勝っていきその五

「ダイ、今度の相手はな」
「シドだね、わかってるよ」
「ああ、こいつはな」
 目の前にいる彼を見つつ話した。
「最低の野郎だ」
「そうだよね」
「だからな」
 それでというのだ。
「全力でな」
「戦ってね」
「倒してやろうぜ」
「絶対にね」
「おいおい、俺に勝つつもりか?」
 そのシドがシニカルな口調で言ってきた。
「今の俺は相当強いぜ」
「いや、お前は弱い」
 その彼に天道が告げた。
「俺達の誰よりもな」
「何ィ!?」
「お前は唯の勘違い男だ」
 そうだというのだ。
「自分が強い、大人だと思っているな」
「その言葉忘れないからな」
「勝手に覚えていろ、お前がそう言ってもだ」
 天道はさらに言った。
「事実だ、お前が弱いことはな」
「じゃあ今からそれを証明するか」
「望むところだ」
「そうだな、こいつは弱い」
 クロコダインも言ってきた。
「誰よりもな」
「話を聞く限りはそうだな」
 ヒュンケルも言った。
「俺達が戦って来た中でもだ」
「ザボエラ程度だな」
「それ位の奴だ」
「そうだな、ではな」
「戦うぞ」
「共にな」
 戦士達も身構えた、そうしてだった。
 ライダー達はそれぞれの最強フォームになった、シドもまた仮面ライダーシグルドになってだった。
 そのうえで戦う、そしてだった。 
 シグルドは最初から押された、それで歯噛みした。
「糞っ、どういうことだ」
「天道が言ったな」
 サソードがその彼に冷たく告げた。
「お前は誰よりも弱い」
「お前もそう言うのかよ」
「そうだ、お前は自分の欲にすら勝てていない」
 そうしたというのだ。
「小者だからな」
「言ってくれるな」
「俺もそれを事実だと言う」
 まさにというのだ。
「確信しているからな」
「お前なんか何でもないぞ!」
 チウは強い声で叫んだ。
「小者の中の小者だ!」
「何っ、鼠風情が!」
「おいおい、お前はうちの隊長とは比べものにならないぜ」
 ヒムもシグルドに言う。
「小者過ぎてな」
「手前もそう言うのか」
「そうだよ、だから俺達はこの通り無傷でな」
「お前はもうボロボロなんだ!」
「じゃあ俺の本気を見せてやるか」 
 シドは怒った顔で言った。
「今からな」
「ああ、見せてみろ」
 ノヴァも言ってきた。
「お前の本気を」
「そうさせてもらう」
「それを叩き潰してやる!」 
 怒りで感情を爆発させたシグルドに告げた、そうしてだった。
 シグルドは今自身の最強の技を出した、だが。 
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