お金を稼ぐ猫
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第二章
「いや、まさかな」
「ええ、私達がが退社してです」
「ビルの鍵を閉めますと」
「ロットはビルの入り口にいて」
「道を行き交う人に鳴いたり挨拶に応えて」
そうしてだ、マクダネルと社員達は話した。
「それで、ですね」
「道行く人達もお金入れたんですね」
「一ドル札を」
「多分誰かがはじめて」
「何時しか皆する様にしたんですね」
「そうだな」
マクダネルもそれはと応えた、そして調べるとロットのことは有名になっていて夜の街で彼にお金をあげることが流行っていた。
誰かがはじめたらしいそれは定着していてだった。
毎朝ビルの入り口にお札があったのだ、そのことがわかるとだった。
マグダネルは社員達に話した。
「会社で稼いだお金じゃないからな」
「会社に入れたら駄目ですね」
「ロットが貰ったお金です」
「それならですね」
「それはよくない、これは寄付しよう」
ロットが貰ったお金はというのだ。
「そうしよう」
「そうですね」
「それがいいですね」
「このお金は」
「それがいいですね」
「ロットは元ホームレスだったんだ」
マクダネルは彼がかつて野良猫だったことも話した。
「それじゃあな」
「ホームレスの人達への救済ですね」
「それに使うべきですね」
「これからは」
「そうだろうな、それじゃあな」
是非にと言うのだった。
「それを行っている団体に寄付していこう、ロットもそれでいいな」
「ニャア」
ロットはマクダネルに笑顔で鳴いて応えた、それを見てだった。
彼は決意した、そうしてだった。
ロットが貰った金は全てホームレスを助ける寄付となった、人々はそれを見てロットは人をお金を稼ぎ人を助ける素晴らしい猫だと喝采した、オクラホマ州でのことである。
お金を稼ぐ猫 完
2022・11・24
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