ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第千四十六話 その呼び方は相変わらず
第千四十六話 その呼び方は相変わらず
脚本家さんが人を呼ぶことになりました。すると今度は一体どうやって人をこの大きな船まで集めるかということが問題になります。今二人は港にいてその大和みたいな戦艦の前にいるのです。
とても二人で動かせる船ではありません。人が沢山必要なのは間違いありません。日本はそのことも気になって脚本家さんに尋ねました。
「本当にどれだけ集められるんですか?」
「集められるだけうんと集めるから安心しろ」
「集められるだけですか」
「ああ、じゃあ今から集めるぞ」
こう言って取り出してきたのは。
携帯電話でした。それを取り出してきたのです。
そうしてその携帯で。
「おう、俺だ」
こう誰かに電話をかけました。
「すぐに来い」
場所は一切言っていません。おまけに誰かさえ言っていません。
「あいつとあいつも連れて来い。そっから周りにも来いと言え。いいな」
そうした電話を何回かしました。それだけでした。
「これでよしだ」
「それだけで人が来るのですか」
「俺はいつもこうやってるからな」
これが本当のことですから凄いです。
「安心しろ。これで大丈夫だ」
「確かにいつもこれでやっていけていますからね」
このことは日本も知っていました。かくして今から人が来ることになったのです。
第千四十六話 完
2009・11・12
ページ上へ戻る