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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その四

「ここはモモカに任せるのよ」
「どうせ俺達の料理がまずいからだろ」
「そうですわね」
「自覚あるならいいわね」
「ああ、それじゃあな」
「出しませんわ」
「というか何で私達って料理下手な面子ばかりなのかしらね」
 アンジュはこのことが不思議だった。
「やったことない私は兎も角として」
「イギリスだからかな」
 エドワードが少し苦笑いで言ってきた。
「僕達が皆下手なのは」
「もうそればかり言われまして」
 セシリアはエドワードに応えた。
「困りますわ」
「いや、あんた達実際に料理下手過ぎるだろ」
「どうしたらそんなに下手なのよ」
 ノーマのロザリーとクリスが本気で言ってきた。
「有り得ない位だから」
「しかも幾らやっても上達しないからな」
「ちったあガスコインの旦那見ろよ」
「あの人イギリス人でもお料理出来るわよ」
「俺は普通程度だが」
 そのアレクサンドルの言葉である。
「別に上手ではないだろう」
「いや、イギリスの旦那やセシリアと比べたらな」
「全然違うわ」
 二人はアレクサンドル本人にも話した。
「本当に他のメンツが酷くてな」
「アンジュは経験がないからわかるけれど」
「イギリスの旦那もそうだしな」
「普通に滅茶苦茶酷いから」
「イギリスっていう国が関わるとな」
「それは偏見ですわ」
 セシリアは強い声で反論した。
「別にイギリス人と言ってもですわ」
「いや、私もどうもイギリス系だけれど」
 シャルロットがまた言ってきた。
「美味しいもの少ないわよ」
「ああ、あんたの国事実美味いものねえな」
「食べるのに困ったわ」
 ロザリーとクリスはシャルロットにも話した。
「モモカもいないし」
「モモカがいたら違うんだけれどな」
「どういたしまして」
 モモカは二人に言われてにこりとした。
「お二人も私の紅茶をどうぞ」
「いつも悪いな」
「本当に嬉しいわ」
「モモカって料理もいいしな」
「頼りになるわ」
「俺だって紅茶は美味いぞ」
 イギリスはここで力説した。
「それにティーセットもな」
「いや、君の焼いたスコーンまずかったぞ」
「あれスコーンかよ」
「まずくて食べられなかったよ」
「料理じゃなくて餌あるよ」
 同じ連合国のアメリカ、フランス、ロシア、中国は味方ではなかった。少なくとも料理についてはそうだった。
「ひでえもんだったある」
「何で同じもの日本君が作ったら美味しいのかな」
「紅茶だけだぞお前で美味いものは」
「他はどうにもならないぞ」
「精々朝食位ね」
 シャルロットはこれもと話した。
「セシリアは何作っても駄目だけれど」
「何故わたくしはここまで言われますの」
「実際酷過ぎるからよ」
「うう、これでも努力していますのよ」
「セシリアがいい人かって言うとその通りなんだけれど」
 アンジュは微妙という顔で話した。
「ことお料理はね」
「駄目ですの」
「もうそこは私みたいに諦めて」
「やらないことですね」
「一夏には他のことでアピールしてね」
 そのうえでというのだ。 
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