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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて

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7-4

 11月になって、また、全国模試があったのだけれど、私は、又、京大B
判定だった。今回は自信があったのだけど・・と、少し落ち込んでいた。

 塾で充君に会った時、そのこと伝えて

「ねえ 充君はどうなの?」

「うーん 模試の問題元が違うと思うけど・・A判定出てるよ」

「そうかー さすがだね」

「紗奈 点数票見せてみろよ」

 私が、それを差し出していると、充君はしばらく見ていて

「紗奈 英数はいい点採っているんじゃん 社会の日本史が足ひっぱっているだけだよ これならBでも 上のほうだよ 焦ることないよ」

「そうかなー 自分では 今、精一杯なんだよ それでも、可能性が60%以上しかないなんてー」

「だからー 英数は出来てるって 安心しろよ」

「だって 試験は英数だけじゃぁないしー」

「だったら、日本史と理科にも力入れろよ」

「そんなんしてたら、英数も落っこっちゃうよー」

「紗奈 不安なの わかるよ 俺だってそうさ 模試の成績なんて、目安にしかなんないんだからー あのさー 高校の進学指導の先生にも相談してみろよ 少しは落ち着くよ 紗奈の成績 決して悪くないって」

「そうかなー ウチ あんまり 先生のこと信用してないんだー 担任の先生は別だけど」

「じゃぁ その担任の先生でもいいよ やっぱり 先生は先生だよ 考えてくれると思うよ」

「充君がそう言うんだったらね あのね あの十和姉さんの妹さん いつも、電車で一緒なの?」

「ウン ・・・同じとこに乗っている・・妬いているのかー?」

「そんなんちゃうけどなー やっぱり 心配やんかー わからへんかー? 妬いているんやったら・・うっとおしいかー?  こんなウチ 嫌いになる?」

「うーん なんも変な気ちゃうでー 俺は、紗奈のことが好きやしー 向こうもそれはわかってると思うでー 紗奈と付き合っていると知ってるし だから、お互いの学校のことしか話してへんけどな」

「当り前や! 変な気おこしとったら、ウチ 怒るよ!」

「珍しいな そんな眼で 俺を見てくるのって・・怖いのー 紗奈 少し、情緒不安定やなー 前はそんなこと気にするのってなかったのにー 大丈夫だよ 普通の知り合いだよ それに、紗奈の先輩の妹やろー せっかく、知り合えたから そんなこと心配するなよ」

「ほんまー? だってさー あれから・・ 1回も・・してへん・・」

「キスをかー?」

「ウン」

「だってよー そんな機会もないやん ふたりっきりのことも無いしなー したいのかー?」

「アホ! ちゃうワー」

「紗奈 俺は 朝 起きると・・ いつも、紗奈におはようって チュッとして、その日が元気に始まるんだよ」

「えー やだー 充君 知らなんだ ごめんね ウチ もっと、信用せんとあかんなー もっと、充君のこと好きにならんとあかんなー 反省しまーす」  
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