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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百十一話 グロンギとの死闘その十六

「私達が総攻撃を浴びせて」
「渾身のをね」
「そしてその後で」
「五代さんだよ」
「何時でもいいよ」 
 見ればクウガはアルティメットフォームになっている、目だけが赤い漆黒の姿には絶対の強さがあった。
「俺も」
「わかりました、では」
「君達からね」
「やらせてもらいます」
 信が言ってだった。
 戦士達は最後の力を振り絞ってスサノオに総攻撃を浴びせた、それを受けたスサノオは身体中から血を噴き出した。そこに。
 クウガは跳躍し全身に炎をまとったうえで蹴りを浴びせた、その蹴りが最後の一撃となってであった。
 スサノオは完全に動きを止めた、そうして目の前に着地したクウガと彼と共に戦っている戦士達に告げた。
「まずはだ」
「俺達の勝利か」
「そうなった」 
 クウガの傍らに来た一条に答えた。
「この決戦ではな」
「この、か」
「では次も楽しみにしている」
「次の戦いでもか」
「君達の健闘を期待している」
 こう言うのだった。
「それでは次の戦いで会おう」
「わかったと言っておく、ではな」
「ここでは去らせてもらう」
 最後にこの言葉を残してだった。 
 スサノオは爆発四散して消え去った、この祭彼は次は赤壁で会おうと言い残した。
 その言葉を受けてだ、戦士達は勝利の余韻に浸ることなく話をした。クウガは変身を解いた。そうして五代は仲間達に話した。
「じゃあ次はね」
「はい、赤壁にですね」
 昴が応えた。
「行ってきます」
「次のライダーの人達と宜しくね」
「勝ってきます」
「そうしてきてね、また何かあったら俺を呼ぶといいから」
 五代は昴に微笑んで話した。
「何時でもね」
「はい、じゃあこれからよ」
「宜しくね」
「こちらこそ」
 昴も笑顔になった、そして五代と握手をした。戦士達は五代を囲み頷き合いそのうえで次の戦場に向かった。


第五百十一話   完


                  2022・3・8 
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