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ヘタリア学園

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第千十五話  パンダの食べ物

第千十五話  パンダの食べ物
 中国にいるパンダですが食べ物が笹であることは有名です。けれど実は笹だけを食べているわけではありません。
「困ったらこういうものも食べるぞ」
「お肉もなのね」
「そうある、羊の肉ある」
 中国がベトナムに対して説明しています。この二人の関係もわりかし微妙なものがあります。お隣同士はどうしても色々とあるものであります。
「笹がなくなって本当に困ったらこれを食べさせているある」
「笹がなくなる時もあるのね」
「花が咲いたら危ないあるよ。とにかくパンダに何かあったら僕も困るある」
 中国にとってパンダはなくてはならない動物です。とにかくパンダに対しては万難を排して守っているのが中国なのです。
「それで食べさせるようにしているある」
「それでパンダはお肉が好きなの?」
「実際のところあまり好きではないある」
 やっぱり笹が一番好きなようです。
「それでも笹がなくなったら仕方ないあるよ。食べてもらっているある」
「非常食なのね」
「地震が起こってしまった時は本当に心配したある」
 この前の四川の地震の時です。
「慌てて人をやって被災者とパンダの保護をしたあるよ」
「人とパンダは同じだけ大事なのかしら」
「当然ある。パンダあるぞ」
 ここでもそれを言うのでした。
「パンダに何かあったら僕は生きていけないあるぞ。中国の象徴あるぞ」
「そういう気遣いを台湾や私にも見せたらいいのに」
「大きなお世話ある」
 パンダは大事にしていますがどうも周りの女の子にはそうではないようです。どちらを大事にするべきかは一概に言えないことでありますが。


第千十五話   完


                                        2009・10・28
 
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