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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百八話 山海の珍味をその十四

「だからね」
「うむ、この姫は確かに怒ると怖い」
 ベートーベンは腕を組んで述べた。
「小娘に匹敵するまでにな」
「そうだよね」
「俺も納得する」
「あの、それがおわかりなら」
 静乃は飲みつつ言う、見れば一升瓶がその横で完全に空けられていて二本目をとくとくと自分で杯に入れている。
「ご自重を」
「この俺がか」
「されないですよね」
「俺に自重という言葉はない」
 腕を組んだまま言い切った。
「ムジークと餃子を追い求めるのみだ」
「やっぱりそうですよね」
「そうだ、常識なぞだ」
 それこそというのだ。
「俺には何でもないものだ」
「そう言い切ることはいいのですが」
 ガネッサも呆れて言う。
「いつも大惨事になりますので」
「そうですよね」
 さやかも困った顔で言う、見れば酒で顔がかなり赤くなっていておちょこがその手から離れる感じがしない。
「ベートーベンさんは」
「モーツァルトさんと並んで」
「それで、ですよね」
「困った方ですわ」
「本当に」
「そして逆にだね」
 オスマン校長は烏賊の天麩羅を食べながら話した。
「静かだとね」
「この人はですよね」
「らしくないから」
「そうなんですよね」
「ある意味凄い人達だね」
「困った人達です」
「そして困ったことをしても」
 今度言ったのはステイルだった。
「省みないからね」
「それでそれが持ち味だって思えるからな」 
 ギュスターヴも飲みながら言う。
「ある意味すげえな」
「最初クラシカロイドってこうした人達ばかりかと思った」
 ケーティーもかなり飲みつつ述べた。
「まことにな」
「うむ、しかしだ」
 レオンも酒を飲みながら言う。
「二人が特別なだけでだ」
「他の人はましだからな」
 バリアシオンもかなり飲んでいる。
「ましというレベルだがな」
「何か僕達が特別酷いみたいだね」
 モーツァルトは明るく言った、そうしつつ刺身を食べている。
「そんなに酷いかな」
「酷いも何も」
 桃子は猪肉を食べている、それも美味そうに。
「破天荒なのよね」
「僕達はそうなんだ」
「あまりにも常識を無視しているから」
 その為にとうのだ。
「言うならね」
「破天荒なんだね」
「酷いんじゃなくて」
 決してそうではないというのだ。
「常識を無視しているから」
「あと別にドスケベって感じじゃないな」 
 メリオダスは笑って述べた。
「二人共」
「そうですね」 
 ギルサンダーはメリオダスのその言葉に頷いた。 
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