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麗しのヴァンパイア

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第四百八十三話

                第四百八十三話  準備万端
 今田先生と今日子先生は使い魔達の助けを借りつつパーティーの準備を進めていっていた、そうしてだった。
 食材と飲みものを確認して二人で満足した笑みを浮かべた。
「テリーヌにサンドイッチにチーズに点心にね」
「ローストビーフも作られるし」
「フルーツもスイーツもね」
「色々揃ったわね」
「飲みものもね」
 今田先生はそちらも見て話した。
「揃ったわね」
「ワインにジュースにね」
「ジュースもオレンジに林檎にグレープに」
「カルピスもあるわね」
「これだけあったら」
 それならというのだ。
「充分ね」
「そうね。特にワインだけれど」
 今日子先生はこちらの話をした。
「子供は飲めないけれど」
「それでもね」
「いいワインが揃ったわね」
「トカイに」
 今田先生はハンガリー産のそのワインを見て笑顔で言った。
「シャンパンにね」
「それがいいわね」
「彼女も来るけれど」
「彼女も満足するでしょうね」
「トカイとシャンパンは最高のものよ」
 ワインの中でもというのだ。
「だからね」
「彼女はワインが好きみたいだけれど」
「満足してくれるわね」
「きっとね」
「じゃあ後はお料理して」
「場所もセッティングして」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「皆をお迎えしましょう」
「そうね、それで私達もね」
 今日子s根性は今田先生ににこりと笑って話した。
「用意しておいたドレスをね」
「あれね」
「あれを着て」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「皆をお迎えして」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「皆で楽しみましょう」
「そうしましょう」 
 二人で笑顔で話した、そうしてだった。
 パーティーの準備を進めた、それは程なく終わった。


第四百八十三話   完


                  2022・6・29 
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