ドリトル先生のダイヤモンド婚式
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第五幕その二
「凄いことになっていくね」
「そうだよね」
「日本人の嗜好もね」
「あるね」
「だからね」
それでというのです。
「日本製は機能が沢山付いているけれど」
「そちらはだね」
「お二人の好みを聞いて」
「そうしてからだね」
「考えたいよ」
「それじゃあだね」
王子は笑顔でお話しました。
「お静さんとだね」
「聞いてね」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「選ぶんだ」
「そう考えているよ」
「それがいいね」
王子はここまで聞いて言いました。
「やっぱりね」
「そうだよね」
「うん、喜んでもらうものを贈る」
「それがだよね」
「プレゼントだからね」
それ故にというのです。
「ちゃんとしたものを贈らないとね」
「それも喜んでもらえるものを」
「それをね」
まさにというのです。
「だからね」
「考えているんだ」
「じっくりとね、しかしね」
「しかし?」
「実は僕時計はね」
これはというのです。
「これまで長持ちしたらね」
「よかったんだ」
「そう考えていたけれど」
それでもというのです。
「今回はね」
「また違うからだね」
「かなり考えているよ」
そうだというのです。
「真剣にね」
「そういうことだね」
「うん、かなり考えているよ」
真剣にというのです。
「本当にね」
「じゃあ僕も協力していいかな」
王子は先生に微笑んで尋ねました。
「いい時計を見付けるね」
「そうしてくれるんだ」
「先生が何かするならね」
それならというのです。
「是非にだよ」
「力を貸してくれるんだ」
「いつもそうしているしね」
「今回もだね」
「そうさせてもらいたいからね」
だからだというのです。
「どうかな」
「何か悪いね」
「何言ってるんだよ、先生と僕の仲じゃない」
王子は微笑みから見事な笑顔になって先生に応えました。
「だからだよ」
「それでなんだ」
「そう、だからね」
「協力してくれるんだ」
「先生にはいつも助けてもらって」
それにというのです。
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