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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百一話 コンサート会場でその十二

「シャーロットちゃんがピンチの時は」
「G4の中でもいつも一番早く気付いているが」
 エレクが見てもそうだった。
「ここは素直になるべきだ」
「そうやな」
「別に素直になっても何も困らない」
 エレクはノアに冷静な顔と声で答えた。
「私はそれでいいと思うが」
「エレクさんの言う通りや」
「意地を張るべき時とそうでない時があり」
「今はそうでもないな」
「私はそう思うがな」
「エレクさんは本当にいいことを言われますね」
 薫も感心することだった。
「今回も」
「そう言ってくれるか」
「はい、流石と言うべきか」
「仲間のことだ」  
 エレクの言葉は真面目なもののままだった。
「それならだ」
「真面目にですね」
「語らせてもらう、心衣君はだ」
「素直になるべきですね」
「そうすれば自分自身も楽になる」
「僕もそう思うよ」
 ギーシュも言うことだった、彼にしてもエレクにしても男性陣は誰一人水着にならずそれぞれの普段の服装のままだ。
「もう皆わかっているしね」
「いや、こうした時素直にならないものよ」
 ピンクのビキニ、下がスカートになっているルイズは心衣の側についた。
「女の子はね」
「君はそう思うんだね」
「素直になれない時がいつもあるのよ」
 ルイズはギーシェに真顔で話した。
「私は心衣の気持ちがわかるわ」
「ツンデレなのかな」
「そう、私だって才人に今でも素直になれない時があるし」
 自分のことも話した。
「だからね」
「その素直になれないのがまたいいよな」
「そうだよな」
 松田と元浜は二人で話した。
「可愛くてな」
「それがかえってな」
「ちなみに私はそのまま言う」
 エカルカートのヒメはそうだった、ピンクのあまり露出のない白いフリルが多く付いたスカート上のビキニである。
「そして行動でも」
「ヒメさん殴るよな」
「普通に」
「手加減はする」
 松田と元浜に答えた。
「そうでない時もあるがな」
「そのそうでない時が危ないのよ」
 スクール水着姿の未来の言葉だ。
「スサノオ並に強くない?その時」
「俺も実はそう思う」
 洋が応えた。
「見ているとな」
「そうよね」
「流石に満腹になると収まるがな」
「毛が三本立った時なんてね」
「洒落になっていない」
「そうよね」
「せめて仲間は襲わないでくれよ」
 焔はかなり本気で言った、色黒で見事な肉体が黒ビキニから溢れそうだ。
「それだけは頼むな」
「毛が三本立つまでは保てる」
「けれど三本立つとか」
「わからない」
 その時はというのだ。
「私もな」
「それがやばいんだけれどな」
「その前に何とか食べものを出していますが」
 青ビキニのリリアナが言ってきた。 
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