仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百一話 コンサート会場でその九
「俺はただ俺の道を突き進むのみだからな」
「この人魔人になれますね」
「そうね」
恋々は珠雫の言葉に頷いた。
「前から思っていたけれど」
「ここまで己が道を行くですと」
「魔人になれるわね」
「既にそうかも知れないですね」
「それあるわね」
「考えてみますと」
「まあベートーベンさんは運とか本当に自分で掴み取る人だな」
トップスピードが見てもそうだった。
「本当にな」
「そうだな」
「無茶苦茶だからな」
それ故にというのだ。
「そうした風に生きてるな」
「そうだ、俺は俺の道を進んでだ」
「そうしてだよな」
「俺の手に入れるべきものを手に入れていっている」
「運もな」
「運命すらもな」
トップスピードにも強い声で言った。
「そうしてきたしこれからもな」
「それでこそベートーベンさんだな」
「褒め言葉と受け取っておこう」
「実際に俺は褒めてるぜ」
トップスピードはベートーベンに笑って答えた。
「だから素直に受け取ってくれよ」
「そうさせてもらおう」
「そんでだが」
チャイコフスキーがここで問うた。
「本当に何処に行くだ」
「やっぱり白浜にする?」
真理が応えた。
「それなら」
「あそこにすっだか」
「他の場所を言う人もいないしね」
「ならそこに今から行くか」
照井の言葉は冷静だった。
「そうするか」
「じゃあそうしましょう」
さやかは照井の言葉に頷いた。
「なら今からですね」
「白浜に行くぞ」
「わかりました」
「ホテル一つ丸ごと使いましょう」
リアスはにこにことして述べた。
「お金は私が出すわ」
「ホテル丸ごとですか」
「ええ、大きなホテルをね」
はじめに応えつつ述べた。
「借り切って」
「元からいるお客さんは」
「その人達はそのままでね」
「空いているお部屋をですか」
「それで足りなかったら他のホテルも借りてね」
そうしてというのだ。
「温泉もお料理も満喫しましょう」
「それじゃあ」
「今日は楽しみましょう」
笑顔で言ってだった。
リアスはすぐにホテルを予約した、幸い全員が同じホテルに泊まることが出来た。そうして白浜に向かい。
そこでリゾートを満喫することになった、それでだった。
まず海に出た、そこで。
ビーチで泳いだり遊んだりをはじめた、ここで杏は笑って言った。
「まずは準備体操よね」
「君はそればかりじゃないかな」
草加はオレンジのビキニで体操をしている彼女に言った、見れば男性陣は普段通りの服装で女性陣だけが水着だ。
「前から思っていたが」
「泳ぐ時はですよね」
杏も自分から言った。
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