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おぢばにおかえり

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第七十話 詰所はお家その八

「それで何処に行くのよ」
「やっぱりおぢばですから」
「天理ラーメン食べに行くのね」
「そうしませんか?僕も今お金ありますし」
「私もお金あるし」
 それに時間もあります。
「それじゃあね」
「はい、行きましょう」
「そうしましょう。ただ新一君食べるから羨ましいわ」
 私としてはです。
「そのことはね」
「背高くて男の子だからですね」
「やっぱりそのことは大きいわね」
 私より三十センチ近く高いと尚更です。
「体格があるとね」
「そうですよね、ただ僕部活はしていないんで」
「身体動かしてるでしょ」
 身体動かしていないというのは言わせませんでした。
「いつもおぢば歩いて毎日回廊ひのきしんさせてもらってるでしょ」
「それが大きいですか」
「あとようぼくコースよね」
 このことも指摘しました。
「そうでしょ」
「それでいつも身体を動かしてるからですか」
「すらりとしてるし」
 スタイルもです。
「食べる量もね」
「自然と多いですか」
「そうなのよ」
「そういうことですね」
「そうよ。本当に新一君すらりとしてるわよ」
 見ていて羨ましい位です。
「私から見てもね」
「それは何よりですね。じゃあラーメン食べに行きましょう」
 お話を本題に戻してきました。
「そうしましょう」
「今からね」
「はい、ただここからだと遠いですね」
 奥華の詰所から彩華のラーメン屋さんまでというのです。 
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