仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百九十九話 集結ーコンセントレーションーその十三
「ヴォパン以上にだ」
「厄介なカンピオーネになるだろうね」
「当然お前以上にな」
「僕も迷惑かな」
「かなりな、俺も人のことは言えた義理ではないがな」
アレクサンドルは自分もカンピオーネであることからこう言った。
「それでもな」
「壇さんはね」
「とびきりだ」
「まあこの人はそういう人ということでね」
宝生は壇のことはよくわかっていてそのことから話した、その声は穏やかで暖かくその暴走も受け入れているものだった。
「一緒にやっていくことだよ」
「仲間としてですね」
「そうだよ」
こう大兎に話した。
「本当にね」
「そういうことですね」
「うん、少なくともずっと仲間でいるから」
このことは変わらないからだというのだ。
「安心してね」
「なら俺はいいですが」
「俺もだ、だが」
月光は宝生にこう話した。
「問題の多い人だとな」
「思うね、思うことはね」
「いいか」
「人の気持ちまでは言えないからね」
「だからか」
「うん、ただ一緒に戦ってくれることは」
仮面ライダーとしてというのだ。
「間違いないから」
「だからか」
「同じ人間としてね」
「戦っていけばいいか」
「そうだよ」
「宝生さん達が言うなら間違いない」
月光も納得した。
「ライダーの人達の言葉は信頼出来る」
「お前がそう言うなんて珍しいな」
大兎は月光の今の言葉に驚いてた。
「これはまた」
「そうか」
「他の人の言葉を信じるなんてな」
このことがというのだ。
「本当にな」
「俺もそうした人がいる」
「そうなんだな」
「それがだ」
まさにというのだ。
「ライダーの人達だ」
「そうなんだな」
「当然人にもよるが」
「信じられるかどうかはか」
「程度による、だが信じられることはな」
このこと自体はというのだ。
「誰もがだ」
「同じか」
「そうだ、特に宝生さんの様な人はな」
「信用出来るんだな」
「お前もそうだな」
「ああ、ライダーの人達は信用出来てな」
大兎は月光のその言葉に確かな顔で頷いた、そうしてそのうえでこうも言った。声も確かなものである。
「その人達が言うことならな」
「そうだな」
「そうした人達だよ」
「信じてくれることは有り難いよ」
宝生も笑顔で話した。
「僕にしても」
「そうですか」
「誰だって信じてくれたならね」
それならというのだ。
「嬉しいよ」
「それはそうですね」
大兎もそれはと頷いた。
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